住田が連合チームで出場、きょう開幕の北奥地区予選/秋季高校野球

▲ 内陸2校との連合チームで北奥地区予選に挑む住田の選手たち

 住田町の住田高校野球部(菅野誠喜監督)は、26日に開幕する第68回秋季東北地区高校野球県大会(県高野連など主催)の北奥地区予選に、水沢農、大迫との3校連合で出場する。3校合わせて選手13人と層は薄いが、力を合わせて県大会への切符獲得に挑む。
 住田は夏の岩手大会後、3年生10人が引退。1、2年生はマネジャー1人を含む計6人となり単独出場ができなくなったため、3年ぶりとなる他校との連合を結成した。
 水沢農の5人、大迫の3人を合わせた総勢13人。7月から始動し、これまでに各校グラウンド持ち回りで合同練習を4回行った。実戦で攻守の連係を磨こうと他チームとの練習試合は10試合ほどこなした。
 攻撃では中軸を含む2~6番での起用が予想される住田メンバー。3校の団結力に加え、住田の5人の活躍も勝敗を分ける一つの鍵を握りそうだ。
 本番も間近となり、住田単独でも熱のこもった練習を繰り広げている。一人ずつマシン打撃を行い、残る選手はピッチングマシンの補助員に1人、守備に3人がつくなどボールに触る機会を多く設けてきた。
 住田の遠藤大輔主将(2年)は「多少不安はあるが、3校の思いを込めて県大会に進みたい」と力強く語る。
 指導する同校の髙橋健太部長は「連合を組むことは選手たちも分かっていたので、戸惑いはなかった。野球ができるという喜びのほうがはるかに大きいと思う。県大会につながるよう頑張ってほしい」と期待する。
 北奥地区予選は、盛岡地区に次いでチーム数の多い12チームが出場。五つの県大会出場枠をかけて9月2日までの計6日間、森山、江釣子、前沢各球場で争う。
 住田が入る「水住大連合」は初日の26日、1回戦の森山球場第2試合(午後0時30分)で水沢商業と対戦する。