地域づくりの推進に一丸、社会福祉大会に世代を超え400人参加/住田町(別写真あり)

▲ 各種表彰などが行われた社会福祉大会・大樹祭=農林会館

 住田町社会福祉協議会(佐々木松久会長)と町老人クラブ連合会(鈴木正巳会長)主催の平成27年度町社会福祉大会・第10回町老人クラブ大会「大樹祭」は8日、農林会館で開かれた。「地域福祉活動計画実施元年 福祉のまちすみた」をテーマに、式典や記念講演、芸能大会などを展開。世代を超えた町民らが参加し、〝福祉のまち〟を目指した地域づくりの推進に一丸となって取り組んでいく意識を高めた。

 

 大会は、3年に一度実施。今回は、社協が本年度から進める地域福祉活動計画の基本理念「住み慣れた地域で 共に支え合い 安心していきいきと暮らせる 福祉のまちづくり」を目指した町民総参加による地域づくりの推進を目的に開いた。町、町教育委員会、自治公民館連絡協議会、婦人団体連絡協議会、民生児童委員連絡協議会、ボランティア活動連絡会が後援した。
 この日は、町民約400人が出席。世田米、有住両保育園の年長児らによるダンス「わんこきょうだいと踊ろう」でオープニングを飾った。

町内の保育園児らが元気なダンスを披露=同

町内の保育園児らが元気なダンスを披露=同

 式典では、佐々木会長が日ごろの社協活動への理解に感謝しながら「きょう一日を楽しんでほしい」と、鈴木会長が「老人クラブ活動での親睦、交流を通じ、入って良かったと思われる会にしたい」とあいさつした。
 続いて、町社協会長、町老連会長の各種表彰を行い、受賞者らに賞状などを贈呈。来賓の多田欣一町長、菊池孝議会議長は祝辞を贈り、地域福祉の充実、発展を祈念した。住田ライオンズクラブは、社協と社会福祉法人・鳴瀬会へ寄付金を贈呈。福祉作文コンクールで最優秀賞に輝いた児童、生徒の発表も行われた。
 記念講演では、多田町長が「住民アンケートからみる、住田町の将来」と題し、町が策定を進める人口ビジョン、総合戦略、総合計画それぞれの考え方や、15歳(高校生)以上50歳未満の町民を対象としたアンケートの結果などを解説。元気な高齢者の力を地域づくりに生かす事例も踏まえ、「高齢だからもう終わりではなく、皆さんの力をもう一度、二度、このまちをつくるエネルギーにしてほしい」と呼びかけた。
 県立住田高校のキャリアアップボランティアグループに参加する生徒らは、自分たちで考え、取り組んできたボランティア活動の内容、成果などを発表。後半の芸能大会には、町老連に所属する各クラブが参加し、踊りや歌を披露した。
 受賞者は次の通り。
 【町社協会長表彰】住田三弦会、音声訳ボランティア「りぼん」、木村勝行、佐藤一、㈲佐藤木材代表取締役・佐藤太一、細谷勝男、吉田浩
 【同感謝状】村松昌幸、高木正喜、齊藤奈美子、菊池留理子、住田高校キャリアアップボランティアグループ
 【同褒賞】水野昇平、大和田純子
 【福祉作文コンクール】◇小学校低学年の部▽最優秀賞=及川倖弥▽優秀賞=遠藤優依、佐藤倭◇同高学年の部▽最優秀賞=菊池真衣▽優秀賞=佐々木緑登、小松平紀花◇中学校の部▽最優秀賞=菅野健太▽優秀賞=熊谷愛美、水野莉緒◇高校の部▽最優秀賞=水野正太▽優秀賞=吉野桃花、紺野茜
 【町老連会長表彰】横澤省三、横澤理助、黄川田虎治、野呂好里、阿部萬太郎、泉フヂ、大山信行、菊池市右エ門、高橋ハヤ子、千葉みよ子、吉田やす子、佐藤義一、三上栄一、遠藤孝子、千葉竹雄、佐々木国治、高木友市、紺野力、菅野力、佐藤一男、佐々木悦見、小野忠雄
 【同感謝状】畠山オカネ、菅村キン、金野七郎、佐々木只雄、金野正三、大苗新太郎、松田久平、佐々木キクノ