災害緊急情報の配信も FMねまらいん公式アプリをあすリリース

 

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公式アプリをPRするチラシ

 大船渡市のコミュニティFM放送局「FMねまらいん」は2月1日、スマートフォンなどで使える無料の公式アプリをリリースする。

 公式アプリは、防災と地域情報交流、難聴エリア解消を目的に開発。災害緊急情報の配信とインターネットサイマルラジオ放送の連動型アプリとして登場する。

 災害などの緊急情報は文字で配信することができ、耳の不自由な人は文字放送で、目の不自由な人はラジオ放送(音声)で情報を受けることができる。

 スマートフォンのバイブレーション機能を活用することで緊急情報の配信を確認できるなど、耳の不自由な人が「情報弱者」にならないよう、福祉の視点を持って開発に取り組んだ。情報を聞き逃した場合でも、端末に文字情報として保存されるので、いつでも確認が可能だ。

 一方、普段使いでは、FMねまらいんを聴くアプリとして利用できる。インターネットが使える環境であれば、アプリを起動させるだけで、ラジオ放送が楽しめる。これにより、ラジオを持っていない場合でも、ラジオの電波が届きにくかった場所でもFMねまらいんを聴くことができるようになる。

 FMねまらいんのスタッフは「普段はねまらいんの放送を楽しみ、緊急時には放送と文字で情報を確認できる。今までより多くの気仙地方の方々に地域の情報を伝えることができるのではないか」と公式アプリの機能に期待。

 「今後は大船渡市に限らず、気仙の関係各所との情報連携を増やし、防災無線などでは伝えきれない内容を細かく、迅速で正確な情報を発信したい」と話している。

 公式アプリは、スマートフォンかパソコンで「App Store」または「Google Play」から「FMねまらいん」と検索し、ダウンロードする。アプリを開けば、FMねまらいんのラジオ放送が楽しめる(一部、自社製作の番組以外では、アプリでの放送を休止する場合があるが、休止中でも緊急時は放送される)。

 公式アプリでは、メッセージやリクエストなどがこれまでより簡単に送信できるようにもなり、番組内容の充実にも一役買ってくれそうだ。FMねまらいんでは、常時メッセージやリクエストを受け付けている。

 公式アプリなどに関する問い合わせは、FMねまらいん(℡47・4755)まで。