1位は「ドラゴンラーメン」、大船渡グルメグランプリ結果発表

▲ 1位に輝いた軽食喫茶たんぽぽの「ドラゴンラーメン」=大船渡市三陸町綾里の同店で

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 大船渡ブランド化推進会議(齊藤俊明委員長)は、初めて催した「大船渡グルメグランプリO―1(オーワン)グルメグランプリ2015~」の結果を発表した。市民などから市内飲食店のおすすめメニューを教えてもらい、〝大船渡の味〟としてPRしていこうとの狙い。400票余りの投票で上位10品を決め、1位には三陸町綾里の軽食喫茶たんぽぽの「ドラゴンラーメン」が輝いた。

 

おすすめの味10選決まる

 

 昨年策定した観光ビジョンに基づく「大船渡お薦めメニュー発掘・PR事業」として初実施。得票数の多い上位10メニューを食べ歩きマップ(仮称)への掲載や市と市観光物産協会ホームページでの紹介などで市内外に発信することとし、2月下旬から3月下旬にかけ、料理のジャンルを問わず1店舗1品のおすすめを募ってきた。

 結果、445票(194品分)が寄せられ、最多の29票を得たドラゴンラーメンが1位となった。野菜をふんだんに使い辛みをきかせたラーメンで、投票者からは「辛さがちょうどいい。毎回頼んでしまうくらいやみつきになる」「大人から子どもまでが好む味で、たんぽぽといえばドラゴンです」といったコメントが寄せられた。

 大船渡町内でスナックを経営していた金野千枝子さん(同町)が、23年6月に空き店舗を借りてオープン。看板メニューとなっているドラゴンラーメンは850円。

 復興工事関係者らも多く来店する中、お腹を満たして頑張ってもらいたいと、具だくさんの盛り付けにした。

 グランプリ獲得について、金野さんは「正直実感がわかないけど、やはりうれしい。ここまで続けてきて良かったと励みになりました。これからもお客さまに満足して帰ってもらえる食事どころを目指します」と意欲も新た。

いずれは大船渡町内にスナックを復活させる予定といい、新しい店でもドラゴンラーメンは提供していくという。

 このほか、2位は龍華(盛町)の「四川そば」、3位は坂本食堂(同)の「カツカレー」と百樹屋(同)の「カレー南蛮うどん」が選ばれた。めんのメニューが上位10品中7品を占め、また、辛口のものが好まれる傾向が見える。

 ブランド化推進会議では後日、各店に記念品などを贈る。上位メニュー応募者の中から、抽選で1メニューあたり3人に大船渡地域商品券1000円分を贈ることとしている。

 上位10品は別表の通り。