12人が伝統の和装で、全国のトップ切り綾里小で入学式/大船渡 (動画、別写真あり)

▲ 入学式後、教室で手遊びを楽しむ新入生ら=綾里小学校

 平成28年度がスタートした1日、大船渡市の綾里小学校(薄衣裕昭校長、児童101人)で全国の小学校のトップを切り入学式が行われた。新1年生12人が全員伝統の和装で臨み、これから始まる学校生活への期待を胸に、新たな一歩を踏み出した。

 

期待胸に新たな一歩

 

 同校の入学式は例年4月1日に実施。入学生が和装で式に臨むようになったのは昭和40年代後半からといい、新年度スタートの風物詩として定着している。

 本年度の新入生は男子5人、女子7人の計12人。入学式は体育館で行われ、教職員や在校生、来賓、保護者らの手拍子に合わせて、羽織はかまや振り袖姿の新1年生が緊張した面持ちで入場した。

 国歌斉唱のあと、1年生の担任教諭が一人ひとり呼名し、児童たちは「はい」と元気な声を響かせた。

 本年度、新しく着任した薄衣校長は「笑顔で元気よくあいさつし、思いやりのある優しい子になってください」とあいさつ。

 続いて、市教委の千葉雅夫委員長が告辞、戸田公明市長と綾里小PTAの新沼拓郎会長が祝辞を述べ、児童たちの前途を祝福した。熊谷羽留児童会長(6年)が「普段の授業や運動会、学習発表会、マラソン大会など行事を楽しみにしていてください」と述べ、5、6年生が歓迎の気持ちを込めて校歌を披露した。

 佐々木結衣さん(6)は「入学式は緊張したけど楽しかった。国語や算数のお勉強を頑張りたい」と目標を掲げ、大澤由宗君(6)は「校庭で友達と鬼ごっことかをするのが楽しみです」と満面の笑みを浮かべた。

 同校では7日(木)に始業式が行われる予定。