農林会館前で多彩に、28日に住田町夏まつり

国際交流イベントも

 

 夏の恒例イベント・住田町夏まつり(同実行委主催)は、28日(土)に開かれる。今年の会場は、世田米の農林会館前広場。国際交流イベントや郷土芸能披露、手踊りなどが繰り広げられる。
 町内外から多くの人々が集い、町の活性化や親睦交流などにつなげようと、毎年この時期に開催。実行委員会は町や町観光協会、商工会、郷土芸能団体連絡協議会などで構成している。
 例年、古き良きたたずまいが残る世田米商店街で開催してきたが、今年は農林会館前広場に変更。旧役場敷地も活用しながら、訪れた人々や踊り参加者らがゆったりと楽しめる空間を目指す。
 昼の部は午後2時からスタート。国際交流イベントでは各国のパフォーマンスタイムに加え、世田米小の鼓隊演奏、住田かっこ花の会による大正琴演奏などが行われる。 
 夜の部は、午後4時30分~9時に開催。未来を担う保育園児や中学生が演舞を繰り広げたあと、ミニゲーム「タワー・オブ・クッブ」(クッブの早積み大会)を開催。郷土芸能披露では、世田米の柿内沢鹿踊りが出演する。
 農林会館前には「もちまきやぐら」を設置し、その周囲を回る「ゆかた手踊り」を計画。毎年商店街を彩ってきた提灯七夕は、街路灯などでの設置を検討する。さらに、座って鑑賞できる場所を確保する。
 商店街開催時に好評を集めた五葉山火縄銃鉄砲隊による演武は、旧役場跡地で予定。毎年恒例の菓子・もちまき大会や、花火大会も開催される。
 会場近隣の住田分署や運動公園に、臨時駐車場を確保。鉄砲隊演武などに合わせ、午後8時からは昭和橋や会場周辺で車両通行禁止規制が行われる。歩行者の通行禁止は同30分からで、いずれも同9時30分に解除される。
 夏まつりの一環として、27日(金)~8月16日(木)には気仙川沿いの蔵並みライトアップを行い、住田の夜を幻想的に彩る。タイムテーブルの詳細は別掲。