2019参院選/期日前、気仙は2293人 県全体は約5万6千人 県選管まとめ

投開票日1週間前の状況

 

 岩手県選挙管理委員会は、第25回参議院議員通常選挙投開票日1週間前(14日現在)の期日前投票状況をまとめた。県全体では選挙人名簿登録者107万641人のうち、5・26%にあたる5万6315人が投票。前回同時期(平成28年6月23日~7月3日)に比べ、9229人(0・73ポイント)下回った。気仙は3市町合わせて5万3348人のうち、2293人が投票を済ませ、期日前投票率は前回をわずかに上回っている。
 期日前投票は、仕事やレジャー、冠婚葬祭、病気などのため投票日当日に投票所に行くことができない有権者が対象。宣誓書に記載されている「期日前に行う事由」を選択する以外は、当日の投票と同じ流れで行われる。期間は公示(告示)翌日から投開票日前日までで、今回は5日から20日(土)までとなっている。
 選挙区74人、比例50人を改選する今参院選には選挙区で215人、比例代表で155人が立候補。気仙を含む岩手選挙区(改選1)には、届け出順に、立憲民主、国民民主、共産、社民の各党が推薦する無所属の新人・横澤高徳氏(47)=矢巾町、自民党公認で公明党推薦の現職・平野達男氏(65)=北上市・3期、政治団体「NHKから国民を守る党」の新人・梶谷秀一氏(53)=東京都=の3氏が立候補し、舌戦を繰り広げている。
 この中、県選管は、投開票日1週間前の14日現在の状況を取りまとめ、このほど公表。
 それによると、大船渡市(選挙人名簿登録者3万1665人)は1371人、陸前高田市(同1万6826人)は693人、住田町(同4857人)は229人が投票を済ませた。
 名簿登録者数に対する投票率を見ると、大船渡市は4・33%、陸前高田市は4・12%、住田町は4・71%。公示が1日前倒しされ、選挙期間が従来の17日間より1日長い18日間だった前回参院選の投開票日1週間前時点と比べると、大船渡市は0・80ポイント増、陸前高田市は0・39ポイント減、住田町は0・78ポイント増。
 3市町合計としては今回が2293人、投票率4・30%で、前回の2154人、同3・87%に比べ、人数で139人、投票率で0・43ポイント上回った。
 県内でもっとも期日前投票率が高いのは金ケ崎町の10・78%で、普代村9・87%、大槌町9・77%、奥州市8・30%などと続く。もっとも低いのは雫石町の0・81%となっている。
 気仙の期日前投票所は別表の通り。