気仙3市町でも順次販売──消費税引き上げの負担軽減策──プレミアム付商品券事業

▲ 住田町のプレミアム商品券(見本)と取扱店舗をアピールする掲示物

 10月1日(火)からの消費税率引き上げに伴い、気仙3市町では24日(火)から、プレミアム付き商品券の販売が順次始まる。購入対象は非課税世帯や3歳以下の子どもを育てる世帯だが、非課税世帯は商品券購入引き換えにかかる申請が必要で、各市町では早めの手続きを呼びかけている。

 

住民税非課税者は申請を

 

 消費税率が10%に引き上げられることを受け、所得の少ない世帯や子育て世帯に与える影響を緩和し、地域における消費を下支えすることを目的とした事業。1セット(1000円券5枚)5000円分の商品券を4000円で購入できる。
 購入できる主な対象は①令和元年度の住民税が課税されておらず、かつ、平成31年1月1日時点で気仙各市町に住所がある人(ただし、住民税課税者に扶養されている人、生活保護受給者等は除く)②2歳児以下(平成28年4月2日~令和元年9月30日生まれ)の子がいる世帯の世帯主──のいずれかに該当する人。
 ②は申請不要だが、①は申請し、購入引換券を受け取る。両方該当する場合は、両方の条件下で購入が可能。大船渡市ホームページでの説明によると、個人住民税の非課税夫婦と対象となる子ども2人の4人世帯の場合、非課税者4人分と子ども2人分の計6人分を購入できるとしている。
 大船渡市ではすでに、対象となる可能性がある人に申請書を郵送。市役所商工課や三陸支所、綾里・吉浜地域振興出張所で受け付け、期限は11月29日(金)まで。申請書の内容を確認し、購入対象者に該当する場合は購入引換券を郵送する。
 商品券購入は10月1日から来年2月末までの平日に、大船渡商工会議所で対応。10月には各地に出張販売所を設ける。
 利用期間は来年3月15日(日)まで。利用可能店舗の一覧表は商品券購入時に同封するほか、市ホームページでも公開する。
 陸前高田市でも申請を受け付けており、今月24日(火)からは、各地区コミセンなど市内13カ所で販売と申請受け付けを実施。10月2日(水)以降に購入する場合は、高田町の陸前高田商工会での取り扱いとなる。販売期間は令和2年2月10日(月)まで。
 住田町分の申請は随時、町役場保健福祉課で対応。販売は今月24日午前10時~正午と午後2~4時に、世田米の農林会館で行う。25日(水)午前10時~正午は大股地区公民館、同日午後2~4時は下有住同、26日(木)午前10時~正午は上有住同、同日午後2~4時は五葉同でそれぞれ予定し、10月以降にも販売日を設ける。
 販売問い合わせ先は大船渡市が商工課(℡27・3111内線109・111)、陸前高田市が子ども未来課子育て支援係(℡54・2111内線204・205)、住田町が保健福祉課福祉係(℡46・3862)。
 大船渡市の出張販売日程と販売会場、陸前高田市の地域販売会の場所と時間は別表の通り。