新型コロナウイルス/「一人で悩まず相談を」 町役場内に電話相談窓口を設置中

▲ 休日も職員が出勤し、電話相談に備えている

 新型コロナウイルスに関する町民からの相談に対応するため、住田町は休日に役場内に設置している電話相談窓口を大型連休後も継続する。土・日曜日、祝日も各課の職員が出勤し、電話相談に対応する。5日現在で2件の相談が寄せられており、町では「小さな心配事でも一人で抱え込まず、相談してほしい」としている。

 

連休後の休日も継続対応

 

 同町では定期的な換気や消毒、各課窓口へのアクリル板の設置などに加え、来庁者記録表も用意して万が一感染者が発生した際にも経路を把握できるよう対策に力を入れているほか、都道府県をまたいでの往来の自粛、31日(日)までは各種イベントを中止、延期、縮小するよう呼びかけている。
 また、町のホームページ(https://www.town.sumita.iwate.jp/)でも、「密閉、密集、密接の『3密』に一つでも当てはまるような場所・場面を避け、ゼロ密を目指そう」などとする神田謙一町長からのメッセージも紹介している。
 こうした中、4月の第3週からは町新型コロナウイルス感染症対策本部の保健福祉課が休日でも相談窓口を設置していたが、より幅広い相談に対応できるようにと▽総務▽企画財政▽町民生活▽税務・会計室▽保健福祉・地域包括支援センター▽農政・農業委員会▽林政▽建設──の各課と教育委員会に休日中も職員を1人ずつ(保健福祉課は2人)配置することを決定。新型コロナウイルスに関係した給付金、水道料金の支払い、事業所関係などさまざまな相談に応じようと、大型連休初日の4月29日から各課職員が出勤している。
 連休中の電話相談は同日、5月3日にそれぞれ1件ずつ寄せられており、県外からの帰省者への対応についてや、理髪店と歯医者の営業の有無、それらの感染対策についての問い合わせだったという。
 電話相談窓口は連休明けも当面の間設置。相談にはできる限りその場で対応するほか、内容については庁内で情報共有していくこととしている。
 4日に出勤して電話相談に備えていた町保健福祉課の松本円介護保険係長は「いつでもお話を聞ける体制にしているので、不安なことがあればお問い合わせいただきたい」と話していた。
 相談の受付時間は午前9時〜午後5時。基本的には電話で対応する。電話番号は46・3862。