あすから気仙地区中総体開幕 9競技で熱戦展開へ 3市町会場に

感染対策で無観客実施

 

 気仙地区中学校体育連盟(会長・千葉浩之大船渡一中校長)主催の第67回気仙地区中学校総合体育大会は11日(土)、12日(日)、8月1日(土)の3日間、気仙3市町で行われる。新型コロナウイルスの感染防止のため、異例の「無観客」での実施となる。全9校の代表選手が地区の頂点を目指し、熱戦を繰り広げる。
 県中体連は5月に開いた臨時評議員会で、新型ウイルス感染防止の観点から、県中総体夏季大会の中止を決定。地区大会の開催については、各地区中体連に判断が委ねられていた。
 これを受け、気仙地区中体連では、理事や各競技専門部委員らで地区大会開催の可否を検討し、十分な感染症対策を講じたうえで開催することを決めた。
 会期中は、3市町の各会場で軟式野球、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニス、卓球、サッカー、柔道、剣道、バドミントンの9競技を1日または2日間の日程で実施する。
 天候に左右される競技は、13日(月)と14日(火)を予備日とし、柔道競技については、全日本柔道連盟が発表した「新型コロナウイルス感染症対策と柔道練習・試合再開の指針」に基づき、8月1日に開催する。
 開催にあたっては、人と人との接触を極力避けるために無観客で実施し、保護者や地域住民らの入場は不可とするが、各競技会場に各校1人の代表撮影者を入場させる。
 また、出場選手や教職員らは、試合の前に体温などを記した健康チェックシートを大会本部に提出。試合で使う用具やベンチなどの消毒や換気、マスクの適宜着用、開閉会式の簡素化など、感染予防と安全確保に向けてさまざまな対策を行う。
 同地区中体連事務局では「新型ウイルスの感染防止に細心の注意を払い、大会運営に努めていく。保護者の皆さまには、ご理解とご協力をお願いしたい」と呼びかけている。
 各競技の日程、会場は別表。