校内に元気な声響く 小中学校で2学期スタート 気仙

▲ 2学期初日の教室で、勉強や運動をがんばることを約束した1年生

 気仙3市町の小中学校16校で18日、2学期が始まり、夏休みを終えて久しぶりに登校した児童・生徒らと先生たちの元気な声が校内に響いた。始業式では、新学期も充実した学校生活を送れるよう、子どもたちが勉強や行事などをがんばることを誓った。

 

始業式で充実した日々誓う

 

 陸前高田市高田町の高田小学校(金野美惠子校長、児童173人)ではこの日、児童らが明るいあいさつを交わしながら登校。約2週間ぶりに会った先生たちから「夏休みは楽しかった?」と聞かれると、笑顔を浮かべて思い出を語った。
 体育館で行われた始業式では、金野校長が「みんなが笑顔で2学期を過ごすために、相手の気持ちを考えながら、自分がされてうれしいことを相手にしてほしい」とあいさつ。
 熊谷美咲児童会長(6年)は「2学期は、1学期よりさらにさわやかで気持ちの良いあいさつをする人が増えてほしい。運動会もあるので、全校で協力して成功させよう」と呼びかけた。
 その後、児童らは各教室に戻って授業。1年生(29人)の教室では、児童らが夏休みの宿題を担任の先生に提出したほか、夏休みの楽しかった思い出を友達や先生と共有し合い、新学期もみんなと仲良く学校生活を送ることを約束していた。
 金濱楓也君(1年)は「夏休みの思い出は海に行ったこと。2学期は算数の宿題やスポ少の野球をがんばりたいです」と張り切っていた。
 気仙の小中学校は、17日から19日までに全30校で2学期がスタート。夏休み期間は、新型コロナウイルスの影響による1学期中の臨時休業実施を受け、多くの学校で短縮された。