大規模交通規制に協力を 17日の聖火リレーに合わせて実施 気仙両市の中心街地

 東京2020オリンピック聖火リレーに合わせ、気仙両市の中心市街地では17日(木)、大規模な交通規制が行われる。大船渡市内は午後5時20分~6時50分、陸前高田市内は午後6時30分~8時20分に規制を予定。走行ルートや周辺道路では混雑が予想されるため、両市では住民らに理解と協力を求めている。

 大船渡市での聖火リレーは、午後6時に夢海公園をスタートし、同30分にサン・アンドレス公園がゴールとなる。おおふなぽーとやキャッセン大船渡周辺が主なコースとなる。
 交通規制時間帯は、国道45号やサン・アンドレス公園より南側の県道を迂回(うかい)路とする。走行ルート内は、居住者でも車両などによる通行、横断ができなくなる。
 陸前高田市では、高田松原の「奇跡の一本松」から午後7時12分にスタート。アバッセたかたには同42分に到着する。国道45号から中心市街地に向かうルートとなっている。
 交通規制は午後6時30分から始まり、国道45号は同7時30分まで、その他区間は同8時20分までとなる。国道340号や中心市街地北側の市道を経由した迂回を呼びかける。
 大船渡線BRTは、奇跡の一本松駅と陸前高田駅で、乗降場所が変更。奇跡の一本松駅は北西に約700㍍の国道340号沿い、陸前高田駅は北に約200㍍のアバッセたかた裏に臨時乗降場所を置く。バスのアバッセ停留所は終日運休となるが、陸前高田駅停留所などは利用できる。
 また、16日と17日は、夢アリーナたかた全館と、高田松原運動公園の全施設が臨時休館。期間内に予定されていたプールなどの教室は中止となる。
 気仙両市とも、リレー直前のルート付近での駐車は避けること。自転車や歩行者の通行も規制されるため、現場の警察官や係員の指示に従うよう求めている。また、ルート内や周辺での無人飛行機(ドローン)を飛行させることも禁止されている。
 沿道では、マスクを着用し、密集を避け、適切な距離を保っての観覧を。大声を出さずに、拍手や配布グッズなどを活用した応援を呼びかける。新型コロナウイルスの感染状況によっては、公道でのリレー中止や内容を大きく変更する場合もある。
 県内の聖火リレーは16日に、ランナー87人が雫石町から久慈市までの10市町村を巡る。17日は、気仙の13人を含む86人が岩泉町から陸前高田市まで、大船渡市も含む沿岸8市町村をリレー。同市区間は2・42㌔、陸前高田市区間は2・45㌔で、いずれもランナー11人ずつで聖火をつなぐ。18日は、一関市から盛岡市までの10市町を91人が走り、宮城県に聖火を引き継ぐ。
 規制に関する問い合わせは、大船渡市が協働まちづくり部生涯学習課スポーツ推進係(℡27・3111内線288)、陸前高田市は市スポーツ交流推進室(℡22・8448)へ。
 気仙両市の交通規制ルートは別掲(左側が大船渡市、右側が陸前高田市)。