新型コロナウイルス/7月中旬の開始を予定 来週にも接種券発送 65歳未満対象のワクチン接種

▲ 全戸配布された65歳未満のワクチン接種に関するチラシ

 住田町では7月中旬から、65歳未満への新型コロナウイルスワクチン接種開始を予定している。今月28日(月)の週に対象町民全員に接種券を発送。接種希望日のアンケートを集計しながら接種日を決定したうえで、平日は県立大船渡病院附属住田地域診療センター、土曜日は社会体育館を会場として集団接種を進めていく。
 同町でのワクチン接種は、クラスター防止のために高齢者施設従事者と施設入所者を最優先し、5月10日から開始。同19日には住田地域診療センターを会場に、65歳以上の一般高齢者へのワクチン接種を開始した。
 今月5日からの毎週土曜日には、社会体育館を会場に追加しての集団接種も実施。社会体育館での接種は、初回は200人規模だったが、その後の接種体制強化に伴い、12日は300人、19日は400人に拡大し、26日からの土曜日は500人規模で接種を行っていく。
 一般高齢者への接種に関して、多くの自治体では接種券が届いてから、電話やインターネットで予約する方式だが、同町では無駄のないワクチン使用と接種者の効率的なバス送迎を行うため、あらかじめ町側で接種予定日を指定。会場から遠い行政区から順に進めてきた。
 24日現在、高齢者施設入所者・従事者、医療従事者、65歳以上の高齢者合わせて約1680人が1回目の接種を終え、うち約300人が2回目の接種を完了している。
 同町の65歳以上高齢者は約2400人。社会体育館での大規模接種も順調に行われていることから、65歳以上については7月末までにワクチン接種が完了する見込みとなった。
 65歳未満のワクチン接種は、令和4年3月31日時点で13歳以上65歳未満の約2500人が対象。今月28日の週に順次、対象者に接種券や返信用はがき、予診票、接種に関する説明書が届く。
 返信用はがきで接種希望日を指定できるようになっており、対象者は希望する接種日を指定して7月2日(金)までに投函。町側ではそれを集計し、基礎疾患のある人や高齢者施設などの従事者を優先したうえで、それぞれの接種日を決定する。
 接種開始は7月中旬からとなる見込みで、町では引き続き、効率的なワクチン接種に努めていく。