画面越しに声援送る JOC陸上U16円盤投げに出場の藤井君へ 有住中

▲ 画面越しに藤井君を応援する生徒たち

 住田町立有住中学校(岩角聖孝校長、生徒27人)は22日、「JOCジュニアオリンピックカップ第15回U18/第52回U16陸上競技大会」(日本陸上競技連盟主催)のU16男子円盤投げに出場した同校の藤井李成君(3年)をオンラインで応援した。全校生徒が競技を見守り、熱い声援を送った。
 大会は22〜24日の3日間、愛媛県総合運動公園陸上競技場を舞台に行われている。U16は男女別にそれぞれ11種目を実施。円盤投げには藤井君を含むU16の中学生、高校生合わせて43人が出場して全国一を争った。
 藤井君は9月に盛岡市の県営運動公園陸上競技場で行われた本県の選考会で、2位におよそ7㍍の差を付ける32㍍42を投げて1位に。自己ベストの34㍍には惜しくも届かなかったが、自身初の全国舞台への切符を獲得した。
 U16男子円盤投げは大会初日に行われ、学校の多目的ルームに集まった生徒、教職員は日本陸上連盟公式サイトのライブ配信を見ながら応援。はじめに、全員で画面越しにエールを送り、競技開始を待った。
 初の全国舞台となった藤井君。出発前には「2投しかないので、最初から全力でいきたい」と語っており、22日に行われた競技ではトップで登場。生徒たちは、有住中のユニホームをまとった藤井君が登場すると歓声を上げ、「GO GO藤井李成」「一投入魂」と書かれたカードを掲げながら藤井君の投てきを見守った。
 結果は、1投目が30㍍39、2投目が28㍍73で、上位進出はならなかったが、全国の強豪たちを相手に堂々とした戦いぶりをみせ、応援した生徒たちも大きな拍手で健闘をたたえていた。