自慢の産品堪能して まちなか収穫祭 農水産物など販売
令和7年11月30日付 7面
陸前高田市の農水産物や食事・スイーツを提供する陸前高田まちなか収穫祭は29日、高田町のまちなか広場周辺で開かれた。昨年度に続くイベントで、多くの人が地域自慢の産品やグルメを求めて来場。広場の隣では市主催の防災イベントが同日開催され、まちなか一帯は活況を呈した。(高橋 信)

新鮮な農産物も販売された
主催は、中心市街地の出店事業者らでつくる高田まちなか会にぎわい委員会(橋詰真司委員長)。市内外の45店舗が出店し、歩行者天国となった広場周辺の道路にキッチンカーやテントが並んだ。
午前9時の開始時は強い風が吹き、冷え込んだため、人出がまばらだったが、昼ごろをピークににぎわいを見せた。
広田湾漁協(砂田光保組合長)は定置網漁で水揚げされた魚介類を販売し、多くの人を呼び込んだ。
大船渡市三陸町綾里の女性は「千葉に住む弟に魚を送ってあげようと思い買いに来た。どれも新鮮で、こうしたイベントがあるとやはり楽しい」と笑顔だった。
自ら接客に当たった砂田組合長は「地元の人たちに買ってもらい最高の気分。アワビの値段が下落したり、高田高海洋システム科の募集停止案が示されるなど、このところも水産業は暗いニュースが続くが、浜の活気はまち全体に波及するため、なんとか踏ん張りたい。こうしたイベントを通じて広田湾産の魅力を伝えたい」と汗をぬぐった。
市内の3農家で組織する「けせん農菜土(のうさいど)」(村上勝義代表)は、新米や白菜、サツマイモ、ミニトマト、ブロッコリーなどを販売した。
村上代表(48)は「自分たちの農産物をアピールできるありがたい機会。お客さんに真心込めて作った野菜を食べてほしい」と集客に声を張り上げた。
高田まちなか会の会員有志でつくる実行委は中心市街地のにぎわい創出を図ろうと、今春から秋にかけて毎週土曜日にまちなか広場周辺で路上市「ほんまる茜市」を実施。にぎわい委員会は12月14日(日)、同じ場所でまちなかクリスマスマーケットを初開催する。
橋詰委員長(50)は「今回40店以上が集まったのは、イベントを続けてきた一つの成果だと思っている。今後もにぎわい創出のため地道に取り組みを継続したい」と展望する。
この日、広場隣のアバッセたかた駐車場などでは、市消防・防災フェスタが開催された。






