惜別と蘇生 ��
《惜別》
走行距離二十万キロ越す愛車買い換えせまるエコポイントは （新沼志保子）
山の端に寒の日は落つ情熱の名残りのようなあかがねのいろ （同）
20万�舛眩�った愛車を手放すこと、寒の日に沈む夕日に見る燃えたぎるあかがねのいろ、これらの惜別の情は新車として、あるいは昇る朝日として蘇って来るものへつながっていることが伝わってきます。
随想「別れの季節に思う」は卒業、転勤、葬送など色々な別れの場面で、それぞれの場面にふさわしい言葉と音楽があればよいと述べております。音楽に情と理の言葉がつながれば、「惜別と蘇生」の場が生きて来ると思います。
投稿「あなたの側に居てあげる」は増え続ける自殺への憂慮を述べております。自殺へ向かわせるもの、他殺へ向かわせるもの、それは何か？わからないことが沢山あります。まずは家族という身近な場所から相手を思いやる心を育てるという主張に賛同します。
陸前高田市読書感想文コン最優秀賞「明日の意味�紂廚蓮∋爐�迫ってきた時の自分の心を色々考えて述べております。祖父が
膵臓がんの宣告を受けて母が悲しんでいることや地球に小惑星が衝突して来る可能性を真剣に考えたことなどから死への切実な思いを述べています。若者が死の事を真剣に考えていることに感動しました。続きも早く読みたいと思っております。
鹿踊りや剣舞など気仙地方の伝統芸能には「惜別と蘇生」に通じるものがあり、これらの文化を深く掘り下げ、世界に発信する努力を続けることが気仙文化の蘇生につながるものと思う。