「地域密着」大空に、竹駒町を発着点に一本松ヘリコプター本開業/陸前高田(動画、別写真あり)

▲ 待望のヘリコプター事業が本開業=陸前高田

 特定非営利活動法人「J―ISLANS」(ジュリエット・アイランス、鈴木英彦代表理事)の一本松ヘリコプター事業は、1日に本開業を迎えた。発着点となる陸前高田市竹駒町・霊泉玉乃湯近くのフライトセンターには、運航を心待ちにしていた気仙住民らが訪れ、大空からの景色を満喫。飛び立ったヘリを見上げた関係者は地域に根ざした「コミュニティーヘリ」としての浸透に期待を込めた。
 同センターでは6月3日に開業・就航式が開かれ、その後各種法的適合検査などの手続きが進められてきた。

 真夏の青空が広がったこの日は、事前に予約していた住民らが訪れ、4人乗りのヘリに搭乗。

 陸前高田市内は5分、大船渡市内は10分程度で回ることができ、さまざまな思いを巡らせながら古里の今を目に焼き付けた。
 同法人は、日米の事業用操縦士資格を取得し、自らの夢を追い続けてきた高田町の白山洋さんが設立。洋さんは昨年急逝したが、その後も志を受け継いだ気仙内外の仲間たちが事業化を進めた。
 本開業を迎え、事業に協力している滋賀県東近江市の航空会社・マックスパワー㈲の飯田鍛也社長(53)は「これからは地元の皆さんにどれだけかわいがってもらえるか。『おらがまちのヘリ』として、住民の皆さんが活用の知恵を出し合いながら、気軽に利用してもらいたい」と語る。
 今後の活用は▽緊急時における迅速かつ広域的な防災、支援活動▽被災地の復興状況視察▽各種計画策定、デザインのための俯瞰確認▽観光地のイベントや防災訓練などへの協力▽内外遠隔地への迅速フライト──などを見据える。
 フライトセンターには、同社整備士1人が常駐。年会費制となっている会員や住民サポーターとして事前に登録すれば燃料、保険料金の実費負担だけで搭乗できる。搭乗時間は午前10時から午後3時。希望日の5日前までに申し込む。問い合わせは一本松ヘリコプター(℡22・7751)へ。