18日から本格稼働へ、五葉山の太陽光発電所/大船渡市

▲ 18日に本格稼働を迎える五葉山太陽光発電所=大船渡市日頃市町

 大船渡市日頃市町上甲子地内の五葉牧野に整備された、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の「五葉山太陽光発電所」が、今月18日(火)に本格稼働を迎える。
 気仙2市1町などでつくる「気仙広域環境未来都市推進共同事業体」は平成23年12月、国の「環境未来都市」に選定。メガソーラー建設はその取り組みの中核となるもので、総事業費は約60億円。
 原発事故のあおりで放牧が中止されていた市農協の牧野34㌶を借り、一昨年6月に着工。大規模な造成は行わず極力もとの地形を生かしながら地上高1〜2㍍の架台をつくり、260㍗の太陽光パネル(1・7㍍×1㍍)を7万3440枚並べた。施工は準大手ゼネコンの前田建設工業㈱(本社東京)。
 当初は今年3月の稼働開始を目指していた。設置工事は26年中におおむね終えたが、市環境未来都市推進室によると、東北電力の系統との接続に向けた工事が冬場行えなかったことなどから、実際の接続は5月下旬に延びたという。
 その後、試験・調整などを経て本格稼働を迎えるに至った。出力は県内最大規模の18メガ㍗。稼働後は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき全量を東北電力に売る。
 前田建設を中核に設立された特別目的会社「五葉山太陽光発電合同会社」が運営と維持管理にあたり、地元からも出資を募って利益還元を図るなどして復興を後押しする計画。
 10日(月)には市と合同会社間で、災害時の優先的な電力供給、見学会を通じた地域住民への再生エネルギーについての理解増進などを盛り込んだ協定を結ぶ予定だ。