復興への思い旗に込め、東北電力大船渡営業所が「フライキ」掲げ士気高揚
平成27年10月23日付 7面
大船渡市盛町の東北電力㈱大船渡営業所(佐々木猛人所長)はこのほど、東日本大震災被災地の事業所として気仙地域と共に復興に取り組む決意と意欲を持ち続けようと、「フライキ」を2枚制作した。フライキは「富来旗」もしくは「福来旗」と書き、大漁旗として気仙地域を含む各地の漁港に伝わっている縁起の良い習わし。「泰然自若」「安全祈願」という力強い文字が躍るフライキは同営業所や現場などに掲げられ、日々の業務を行う所員たちの士気を高めている。
「泰然自若」と「安全祈願」
大船渡営業所は震災発生直後から、甚大な被害を受けた被災地の復旧活動と業務機能の正常化に尽力。非常時にもかかわらず、これまで通り無事故で業務を全うしたことが評価され、東北電力の平成25年度お客さま本部長(副社長)表彰を受賞した。
この受賞を記念し昨年7月、営業所配電グループの赤崎巧課長を中心としたプロジェクトチームを立ち上げ、フライキの制作を企画。制作にあたっては、大船渡市盛町の嶋村染工場(嶋村徳治代表)がデザイン案の提示や染色作業を行うなど全面協力し、今年3月に完成した。
今回制作したのは、受賞記念と安全祈願のフライキ1枚ずつ。サイズはどちらも縦1㍍×横1・4㍍で、「この旗に見守られながら復興に向けて頑張りたい」との思いが込められた。
受賞記念のフライキには、「大船渡と言えば」と2匹のサンマをデザインした。アゴの部分は黄色く着色され、鮮度の良さを表している。「所員全員が生き生きと仕事をしよう」と佐々木所長が発案したという。
記載している標語は、「落ち着き払って物事に動じず、平常と変わらないさま」という意味の「泰然自若」。復興事業などに関連し、今後さらに業務が忙しくなることから、「落ち着いて平常通り仕事にまい進したい」という願いを込めて選定した。
一方、安全祈願のフライキは、旗の上部に躍る「復興」の二文字が特徴。定期的に実施する訓練や、他営業所と合同で訓示を行う際などに現場に掲げている。
気仙両市での復興事業や、住田町に変電所が新設される関係で忙しい時期が続く同営業所。赤崎課長は「営業所全体で安全第一を徹底し、業務に取り組みたい」と真剣な表情で話していた。






