グラフ/「復興に祈りを」──町民心一つに、陸前高田市矢作町・天照御祖神社式年大祭
平成27年10月25日付 3面

▲ 被災した嶋部地区の祭儀で奉納された唐傘踊り
震災をまたいでの催行となった陸前高田市矢作町の天照御祖神社(佐々木美津子宮司)式年五年大祭は、秋晴れのもと大勢の町民でにぎわった。津波で被害を受けた嶋部地区をはじめ、町内各所がみこし渡御によってきよめられ、住民は心を合わせ町の復興を祈った。

矢作町の、ひいては陸前高田全体の復興と鎮魂を願い、のぼりがかかげられた
▲▼「「おめでタイ」雰囲気をふりまいた山崎大黒舞。
女性たちだけで踊られるのが珍しい

秋らしい澄み渡った青空のもと、みこしが渡御

大人も子どもも家の前に出てみこし行列を見守った

女性たちの手踊りで会場が一気に華やぐ
▲▼下組虎舞は「震天」「動地」の名を持つ頭が二つ、才坊と共に踊る
▲▼六区の風流あばれみこしは、威勢の良い男性たちのかけ声とアクロバティックな演舞が魅力

余興見物に訪れた人たちは、華麗な踊りやかわいらしい舞、勇壮な演舞に笑顔、笑顔

七区は「新花笠おどり」を披露

神話の一つ「天の岩戸」を演じた生出神楽

悪魔払いとして踊られる日吉権現