20氏・2団体が受賞、市制施行60年市勢功労者表彰/陸前高田市

151027-1面 顔丸 陸前高田市は、本年度の市勢功労者を発表した。市議会や統計や納税、産業、コミュニティー、商工業、消防と各分野でひたむきに活動を続け、市勢発展に多大な貢献を果たした20氏・2団体(故人含む)をたたえる。

 

 表彰式は5日

 

 今年は市制施行60周年にあたり、例年よりも受賞者が多い。表彰式は11月5日(木)午後1時から、高田町の市コミュニティホールで開催。昨年秋から春にかけての叙勲受章者も祝福する。

 功労者と功績内容は次の通り。

【自治功労】

 ▽小松眞氏(こまつ・まこと)=昭和62年から今年まで28年間、市議会議員を務めた。11年から19年まで市議会議長を歴任し、市政発展に尽力した。広田町字大祝。79歳。

 ▽佐竹強氏(さたけ・つよし)=平成15年から今年まで12年間、市議会議員を務めた。23年には副議長を歴任し、市政発展に尽力した。高田町字中和野。71歳。

 ▽千田勝治氏(ちだ・かつじ)=平成15年から今年まで12年間、市議会議員を務めた。23年からは副議長を歴任し、市政発展に尽力した。小友町字塩谷。67歳。

 ▽佐藤信一氏(さとう・しんいち)=平成15年から今年まで12年間、市議会議員を務め、25年には産業建設常任委員会委員長も歴任した。矢作町字打越。66歳。

 ▽臼井剛氏(うすい・つよし)=平成11年から今年まで16年間、広田町第4区区長を務め、行政事務処理や住民の利便性向上などに尽力した。広田町字岩倉。72歳。

 ▽田村康子氏(たむら・やすこ)=昭和49年から現在までの42年間、統計調査員として国勢調査をはじめとした重要な調査に貢献している。高田町字鳴石。73歳。

 ▽村上森二氏(むらかみ・もりじ)=昭和48年から現在までの43年間、統計調査員として住宅統計調査をはじめとした重要な調査に貢献している。広田町字小長洞。72歳。

 ▽臼井正彦氏(うすい・まさひこ)=昭和54年から現在までの37年間、統計調査員として農林業センサス等の重要な調査に貢献している。広田町字後花貝。73歳。

 ▽大和孝一氏(やまと・こういち)=昭和53年から平成23年まで34年間、統計調査員として漁業センサスをはじめとした重要な調査に貢献した。小友町字小崎下。79歳。

 ▽佐々木善重氏(ささき・よしのぶ)=昭和59年から昨年まで31年間、統計調査員として経済センサスをはじめとした重要な調査に貢献した。矢作町字二田野。77歳。

 ▽佐々木達也氏(ささき・たつや)=平成13年から25年まで13年間、納税貯蓄組合長として組合員の納税思想の高揚に努め、納期内完納に貢献した。広田町字泊。78歳。

【教育文化功労】

 ▽細谷秀幸氏(ほそや・ひでゆき)=平成15年から今年まで12年間、教育委員として学校適正規模化の推進など教育行政の発展に尽力した。米崎町字沼田。60歳。

【民生功労】

 ▽日本障害フォーラム(JDF)=東日本大震災の直後から、障がい者支援団体として各地の被災状況やニーズ把握、車両による無償移動支援などに尽力した。

 ▽一般社団法人岩手県医師会=平成23年8月から第一中学校に内科、外科等を含む8診療科の診療所を開設。医療ニーズを汲み取りながら、地域医療の充実に尽力した。

 ▽小野寺恒雄氏(おのでら・つねお)=平成16年から市公衆衛生組合連合会理事、18年に副会長を歴任し、地域の環境美化等の活動に尽力した。高田町字鳴石。76歳。

【産業功労】

 ▽阿部勝也氏(あべ・かつや)=平成5年から今年まで22年間、陸前高田商工会役員を務めた。18年から会長を歴任し、商工業発展に尽力した。米崎町字地竹沢。74歳。

 ▽故・小山剛令氏(おやま・よしのり)=平成16年に陸前高田地域振興㈱取締役に就任。22年に同社代表取締役を歴任し、商工業発展に尽力した。高田町字中田。享年70。

 ▽石川滿雄氏(いしかわ・みつお)=平成8年から今年まで19年間、市農業委員会委員を務めた。20年から会長に就任し、農地行政執行に尽力した。小友町字小ヶ口。80歳。

【治安功労】

 ▽故・大坂淳氏(おおさか・じゅん)=昭和60年から28年間、消防業務に精励。平成24年から消防団長に就任し、消防使命達成に尽力した。高田町字中和野。享年56。

 ▽河野精夫氏(こうの・あきお)=昭和55年から27年間、消防業務に精励。気仙分団長を務め、団員指導育成や防火思想普及などに尽力した。竹駒町字滝の里。64歳。

 ▽千葉輝雄氏(ちば・てるお)=昭和52年から31年間、消防業務に精励。矢作分団長を務め、団員指導育成、防火思想普及などに尽力した。矢作町字上小黒山。61歳。

 ▽吉田照義氏(よしだ・てるよし)=昭和50年から33年間、消防業務に精励。気仙分団長を務め、組織充実強化、防火思想の普及に尽力した。気仙町字古谷。59歳。