陸前高田市議会は11月４日（水）から、所属常任委員会ごとに班編成しての報告会「議会との懇談会」を開催する。テーマごとに関係する団体関係者を招き、現状課題などについて認識共有を図る。
　報告会は平成22年１月に施行した市議会基本条例に基づき、市民に議会活動への理解を深めてもらうとともに、市政課題について意見を聞くことを目的に開催。市民が参画しやすい呼称として「議会との懇談会」を用いており、議会広聴広報特別委員会（委員長・及川修一副議長、議長を除く全議員で構成）が主管となっている。
　本年度は総務、教育民生、産業建設の各常任委員会単位で編成。地区別に開催した５月以来で、新任期となってからは初めて。会場ごとに特定テーマを設け、団体や市民らと意見を交わす。
　４日の「県立高田病院の再建について」を皮切りに、全３回の日程。各テーマ関係者との懇談に加え、定例会で認定した26年度市決算の説明、議会活動報告なども予定している。
　これまでの議会報告会で寄せられた意見は、その後の市議会定例会一般質問の中で議員が取り上げ、当局と議論が交わされるといった・成果・につながってきた。活発な意見交換が期待される。
　どの会場でも、一般市民の聴講を可としている。問い合わせは議会事務局（℡54・２１１１）へ。日程とテーマは別表。各常任委員会の構成議員は次の通り。
　▽教育民生班＝大坪涼子、鵜浦昌也、蒲生哲、丹野紀雄、菅野稔、及川修一
　▽総務班＝福田利喜、畠山恵美子、菅野定、菅原悟、清水幸男、藤倉泰治
　▽産業建設班＝大坂俊、佐々木一義、三井俊介、中野貴徳、伊勢純、伊藤明彦