季節の移ろい告げる、イチョウの落葉鮮やか/日頃市町・長安寺

▲ イチョウの落葉で鮮やかな光景が広がる長安寺地域=大船渡市日頃市町

 ここ数日、朝晩の冷え込みがやわらぎ過ごしやすい気候が続いている気仙地方。17日は終日くもりとなったが、盛岡地方気象台の観測では大船渡で朝の最低気温12・1度(平年比8・8度高め)、日中の最高気温19・8度(同7・4度高め)と、10月上旬並みの穏やかな日和となった。
 暦の上では冬を迎えている中、大船渡市日頃市町の長安寺地域公民館近くにあり、昭和47年に市指定天然記念物に指定されたイチョウの古木は落葉が進む。
 周辺に黄色いじゅうたんを広げたような光景が広がり、寺前橋の真っ赤な欄干との鮮やかなコントラストは、通りがかる人々の目を楽しませるとともに、季節の移ろいを告げている。
 近所の人は「寒さが増すにつれて葉を落としていく。寒い年は一気に葉が落ちてしまうが、今年はいまのところ暖かいので、いつもの年よりもずいぶん残っているようだ」と大きな木を見上げていた。
 五葉颪(おろし)が吹き付けすべての葉が落ちるころには、温暖な気仙もいよいよ初冬の気配に染まっていく。
 気象台によると、18日の気仙含む沿岸南部は低気圧や前線が接近する影響で、くもり昼過ぎから雨の予報で、ぐずついた一日となりそう。日中の最高気温は大船渡で14度ほどの見込み。