サン・リアがオープン、来店者詰めかけ活況/大船渡

▲ 開店と同時に空に放たれたハト風船。来店者や従業員の笑顔が広がった=盛町

 全面改装工事が進められていた大船渡市盛町のショッピングセンター「サン・リア」が20日、リニューアルオープンを迎えた。開店から30年の節目を迎え、「まちのコミュニティー空間」として生まれ変わった店舗には初日から多くの住民らが詰めかけ、盛況ぶりをみせた。

 

23日まで記念イベントも

 

 この日は早朝から多くの住民が訪れ、開店前には正面入り口前に長蛇の列をつくった。午前9時のオープンと同時にファンファーレを響かせ、「幸せを運ぶ」とされるハト風船500羽を空に放った。一日店長を務めた岩手のローカルタレント、ふじポンさんや、市のPRキャラクター「おおふなトン」も住民らとともに記念の瞬間を喜んだ。

 来店者は新たな装いとなった店舗内の設備などに関心を寄せながら買い物。先着500人にはこの日限りの紅白の「甘ホタテ」が配られた。1階いこいの広場ではふじポンさん司会のもと、盛保育園、猪川同の園児によるステージが繰り広げられたほか、新設備紹介、抽選会も行われた。

 住田町世田米の菅野泰夫さん(80)は「『ここに来れば何でもそろう』という場所がサン・リア。改装してさらに素晴らしい施設になった。これからも買い物に来るのが楽しみ」と笑顔を浮かべていた。

 サン・リアは協同組合・南三陸ショッピングセンター(門田崇理事長)が昭和6011月に開設。地域密着型の商業施設として親しまれ、今年で30周年を迎える。東日本大震災大津波による浸水被害は免れ、1階で食料品を扱うジョイスがいち早く〝青空販売〟を行い、その後は被災した大船渡商工会議所や銀行支店の仮店舗を受け入れるなど、民間復旧の拠点としても大きな役割を担ってきた。

 今回の改装は「安心・安全・快適」を重点に、▽エレベーターの耐震化基準適合▽子どもや高齢者にも優しいトイレの整備▽床のじゅうたんカーペット化▽駐車場照明のLED化▽無線インターネット接続環境整備──などを手がけた。

 総事業費は約5億円で、中小企業庁などの補助金を活用。店舗の全面的改装や配置換えも実施し、6店が新規に出店した。

 門田理事長は「トイレやエレベーター、空調などにこだわった。さまざまな出店者と一つ屋根の下、手を携えてみんなが集える憩いの場としていきたい」と力を込める。

 記念イベントは23日(月・祝)まで。21日は正面入り口前でのキッチンカー設置のほか、午前10時にはいこいの広場で、もちつき、もち振る舞いも。22日も各種イベントを予定しており、最終日には仮面ライダーショーもある。