地元産をおいしく、自慢の「すみたっ子給食」

▲ 有住保育園(平成27年・秋)

 町の資源生かす、「食いく」「木いく」プロジェクト

 

 住田町は平成27年度から、町の「食」と「木」という資源を生かした各施策を展開すべく、「食いく」と「木いく」の両プロジェクトを進めている。町が進めてきた食や木に関する多様なソフト事業を磨き直し、新しい取り組みも展開しながら、まちづくりや人材の掘り起こしと育成、新たな仕事づくり、さらには人口対策と町民所得の向上を目指すものだ。
 このうち、食いくプロジェクトによる取り組みの一つが、「すみたっ子給食」。子どもたちの心と体を育む食育推進事業の一環でもあり、住田の食の魅力再発見、地場産物の利用促進を目的とする。
 安全、安心な住田産食材をふんだんに用いた給食を年に4回、町内の保育園、小中学校、高校で提供。いずれも町内で生産されている鶏肉や豚肉、野菜、山菜など、住田自慢の食材を旬に合わせて使用している。
 昨年11月の「秋の恵み・すみたっ子給食」では、「ありすポークのメンチカツ」や「秋の恵みのさつま汁」などのメニューが並び、使用食材の9割余りを住田産が占めた。有住中学校2年の佐藤翔晟(しゅうせい)君は「ほとんどが町産食材でとてもおいしかった。このように地元産ばかりの給食が食べられる機会は少ないので、これからも味わって食べていきたい」と話していた。(26、27㌻に関連記事)

住田高校(平成26年・冬)

住田高校(平成26年・冬)

 

世田米中学校(平成27年・春)

世田米中学校(平成27年・春)

世田米小学校(平成27年・夏)

世田米小学校(平成27年・夏)

有住中学校(平成27年・秋)

有住中学校(平成27年・秋)