カモメをモチーフに、東京藝術大学むすびの旗プロジェクト/大船渡でワークショップ(別写真あり)
平成28年2月25日付 7面

個性が光る作品が完成。思わず笑顔=同
東京藝術大学美術学部デザイン科の学生らは24日、大船渡市大船渡町の大船渡保育園と大船渡小学校敷地内にある放課後児童クラブ「うみねこキッズ」で、大船渡の子どもたちが東京都上野の谷中小学校児童と旗を合作する「むすびの旗プロジェクト」のワークショップを実施した。ワークショップに参加した子どもたちは、カモメをモチーフにした形状の布にフェルトを貼り付け、それぞれの個性が光る作品に仕上げた。
このワークショップは、東京藝術大学と㈱大丸松坂屋百貨店(東京都)の共同事業。同大学美術学部デザイン科企画・理論研究室の藤崎圭一郎准教授の指導のもと、同科の丸山素直非常勤講師が学生と共に企画した。
プロジェクトが2年目を迎えた今回は、オランダの画家・エッシャーの有名な錯視図を模倣した旗の制作に挑戦。青いカモメと赤いネコが交互に並べられたデザインで、大船渡はカモメ、谷中はネコをそれぞれ担当する。
24日は、同大学関係者8人が大船渡保育園と放課後児童クラブ「うみねこキッズ」を訪問した。このうち大船渡保育園では、年長児33人がワークショップに参加。カモメを連想させる形に切り取られた布の上に、色も大きさも多種多様なフェルトを置いていった。
このフェルトは東京都のサンフェルト㈱が提供したもので、上から熱を加えて貼り付けることができる。園児たちが布の上に置いたフェルトは、安全を考慮して大学関係者らがアイロンがけ。フェルトが貼り付き完成した作品が返されると、園児たちは歓声を上げて受け取っていた。
にいぬまれなちゃん(6)は「いろんな色を使いました。楽しかった」と語り、完成した自分の作品を見て「かわいい」とニッコリ。すずきこてつ君(5)は、「全部上手にできた。楽しかったから、もっと作りたい」と笑顔を見せた。
谷中小学校でのワークショップは3月上旬の予定。子どもたちが手掛けたカモメとネコは、つなぎ合わせて一枚の大きな旗になる。また、4月上旬には、東京都のパンダ広場で開かれる東北復興イベントにおいて、完成した旗の展示と掲揚式を実施するという。






