大型商業施設の概要は、かさ上げ地での整備へ説明会/陸前高田

 特定大規模集客施設に関する条例に基づいた陸前高田ショッピングセンター(仮称)の説明会は15日夜、陸前高田市高田町の市コミュニティホールで開かれた。高田地区のかさ上げ地に建設する大型商業施設の概要が示された。

 この説明会は、高田松原商業開発協同組合(伊東孝代表理事)と、陸前高田再開発㈱(米谷春夫代表理事)によるもの。両社は県に対して、条例に基づく新設の届出を提出した。

 特定大規模集客施設は、集客施設であってその用途に供する部分の床面積合計が6000平方㍍を超えるものが対象。規定の中に、地元向け説明会の開催がある。この日は住民ら約20人が出席した。

 伊東代表は「新しいまちの顔として、生活やなりわい、コミュニティーを支え、来訪される方々の笑顔が絶えない場所にしていきたい」とあいさつ。陸前高田再開発の金野栄一取締役=㈱マイヤ副社長=は「スーパーマーケットや衣料専門店、クリーニング、携帯電話ショップなどからなり、新しいにぎわいをつくる所存」と語った。

 所在地は、陸前高田都市計画高田地区被災市街地復興土地区画整理事業地内。新築で、敷地面積は3万1819平方㍍となる。用途は生活雑貨や書籍、食品と衣料の各スーパー、ドラッグストアといった物販店舗のほか、飲食店舗やサービス店舗を設ける。

 説明によると、利用見込み数は一日あたり4804人。食料品や日用品を扱うスーパーマーケットを核店舗とし、衣料スーパー・生活雑貨などの買回り業種店舗や飲食店舗、公益施設(図書館)などを配置した複合施設となるため、集客商圏は3㌔圏とした。

 今年7月1日を着工予定日とし、営業開始は来年3月末。現状における交通手段の最寄駅は、JR大船渡線「高田高校前駅」で徒歩約7分。県交通バスは高田高校前停留所か下和野団地入口停留所で、いずれも徒歩約7分となる。

 施設構造=図参照=のうち、高田松原商業開発協が担う「A1」棟は、震災前にかつての中心市街地やリプルなどで営業していた店舗が入る予定。「A2」棟は図書館、陸前高田再開発によるB棟は食品や衣料の各スーパー、ATMで構成。C棟はドラッグストアが入る。施設に入るのはATMを含め計20事業所の見込み。

 このほか、コミュニティー形成を担う機能や地元雇用などを積極的に進める姿勢が示された。住民からの発言は、トイレ機能の充実を求めた1件だけだった。