水産庁長官賞を受賞、吉浜中の菊地さん(3年)/全国海の子絵画展

▲ 水産庁長官賞を受賞した菊地さんの作品

 全国漁業協同組合連合会(岸宏代表理事会長)主催の第38回全国海の子絵画展で、大船渡市の吉浜中学校(村上俊明校長)の菊地一花さん(3年)が、特別賞の一つである水産庁長官賞を受賞した。作品は、地元の浜で働く漁業者を描いたもので、菊地さんは「大好きな地域の人を描いた絵が評価されてうれしい」と受賞を喜んでいる。

 同展は、小中学生の海に対する興味を育み、漁業に対する理解を深めてもらおうと毎年実施。海の風景や、海で働く人たちをテーマにした絵を募集している。

 平成27年度は全国902校から約2万2000点の応募があった。各都道府県の漁協関連組織が全国展の出品作品を選考し、大船渡、陸前高田両市の小中学生の作品8点を含む128点が選ばれた。

 このうち、28点は文部科学大臣奨励賞をはじめ六つの特別賞を受賞。菊地さんの水彩画作品「今日も笑顔でがんばっぺし!」は、中学校の部で2人が選ばれる水産庁長官賞に見事輝いた。

 作品は、吉浜地区の浜で漁業者がウニの殻むき作業をしている光景を描いたもの。菊地さんは「美術の先生に描き方を教わりながら、漁業者の笑顔をうまく表現できるよう頑張った。ウニの色や、針を一本一本丁寧に描くのも難しかったです」とこだわりを語る。

 28日には東京都で表彰式が開かれ、菊地さんも出席。29日には、学校や作品のモデルになった漁業者に受賞を報告し、祝福を受けた。

 菊地さんは「吉浜の漁業者の笑顔が好きで、話をするのも楽しい。絵を描くときはそのことを思い浮かべ、これからもずっと続いてほしいという願いもこめました」と、関係者への感謝を伝えていた。