2年連続の最優秀賞、寺町一座(大船渡)がチンドンコンクール素人部門で日本一(別写真あり)
平成28年4月13日付 6面
全国のチンドングループが集い技術を競う「第62回全日本チンドンコンクール」(同実行委員会主催)は8~10日の3日間、富山県富山市の県民会館などで開かれた。このうち、素人部門に出場した大船渡市日頃市町の「チンドン寺町一座」(鈴木正利座長、以下寺町一座)は、2年連続となる最優秀賞を見事受賞。アマチュア日本一の栄冠をつかんだメンバーらは「多くの人たちからの応援があったからこそ」と、喜びと感謝を表している。
コンクールは、富山市や富山商工会議所が事務局となり毎年開催。各地のチンドン役者が芸を披露し合う、同市の春の風物詩として定着している。
今年はプロ部門に30組、素人部門に寺町一座を含む20組が出場。共通テーマは「ガラスの街とやま」で、出場者らが富山の観光資源であるガラスの宣伝を柱に、個性あふれる演技を披露した。
このうち、素人部門は9日に県民会館で開催。一組2分30秒のステージで、基本の技術や口上、アイデアなどさまざま面で審査が行われた。
11組目に登場した寺町一座は、「和製ラップ」と呼ぶラップ調のノリの良いリズムに口上を重ね、富山のガラスをPR。富山名産の「鯛のかまぼこ」を模した道具を使ったり、ちんどん太鼓の音と「よーいさよいさ」というかけ声で観客をあおったりした。随所に工夫が見られるストーリーと、迫力ある演出で高い評価を得た。
当日の様子について鈴木座長は「緊張はしたが、地元やファンのみなさんからの心強い応援もあり、ステージを楽しむことができた。結果発表は不安と期待の中で迎え、最優秀賞で名前を呼ばれたときはうれしさのあまり、メンバー全員で席を立って万歳しました」と振り返った。
寺町一座は日頃市町の長安寺太鼓保存会のOBで構成。震災後は大船渡市の観光名所やご当地商品のPR活動を行っているほか、大船渡を会場とした「全国ちんどんまつり」などのイベントも中心となって企画している。
同コンクールへの出場歴は10年ほど。最優秀賞は平成20年にも獲得しており、今回で3回目の受賞という偉業を果たした。
鈴木座長は「チンドンには、子どもと大人、プロとアマチュアの垣根をこえて人を喜ばせる力がある。これからも新しいことに挑戦しながら仲間を増やし、東北のチンドンを盛り上げていければ」と熱意を語っていた。
寺町一座の出場メンバー次の通り。
※チンドン寺町一座▽座長=鈴木正利(アルトサックス)▽メンバー=山下哲夫(大黒様)杉山政雄(ゴロス太鼓)新沼建一(チンドン太鼓)佐藤忠清(ギター)杉山孝好(恵比寿様)






