歓迎事業など内容固める、いわて国体市実行委総会が本年度の計画決定/大船渡

▲ 28年度の事業計画を決定した総会=大船渡市役所

本番まで半年切る

 

 10月の本番まで半年を切った第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」。大船渡市の実行委員会(会長・戸田公明市長)は19日、市役所で総会を開催し、本年度の事業計画を決定。当日までの具体的なスケジュールや競技者らの歓迎関連事業などの内容を固め、大会成功への決意を新たにした。

 いわて国体の本大会は平成28年10月1日(土)から11日(火)まで開催。同市は、公開競技のグラウンド・ゴルフ(9月24~25日、盛川河川敷公園)、デモンストレーションスポーツのマラソン(8月7日、市内公認コース)、ウオーキング(10月2日、碁石海岸遊歩道など)の3種目の会場となっている。

 同市は円滑な実施へ向けて26年4月、教育委員会事務局内に国体推進室を設置。同6月には市内各種団体や行政、学校、警察などの代表者による実行委を立ち上げた。

 総会は設立以来3度目で、委任状を含む28人が出席。

 戸田市長のあいさつに続き、議事では実行委員会委員の変更、27年度収支補正予算、事業報告、収支決算、総務・企画・広報専門委員会における協議結果を承認。本年度事業計画と収支予算を原案通り決めた。

 総会資料によると、各競技の歓迎関連事業では、競技会場周辺に装飾する花苗の提供やのぼり旗作製など、事前準備で市内児童に協力を呼びかける。グラウンド・ゴルフ競技本番の開始式では、児童がプラカーダーとして対応し、復興支援への感謝を発信する。

 また、同市をPRする特産品を使った料理や地元菓子の提供、応援用物品の配布、物販・サービスコーナーの設置などを計画。運営協力のボランティアを募集することにしており、募集期間は6月中の予定。

 このほか、市民の参画意識高揚を図るため、市内各地区公民館などで花苗を植栽する「花いっぱい運動」や、市内一斉清掃などの取り組みも行っていく。