地域での奉仕活動に光、ごいし会(末崎町)に親切実行章/大船渡
平成28年4月22日付 6面

▲ 地域での奉仕活動が評価され、ごいし会に「小さな親切」実行章が贈られた=大船渡町
公益社団法人・小さな親切運動県本部(代表・高橋真裕岩手銀行会長)は、大船渡市末崎町内で美化活動や防犯教室などを実施している団体「ごいし会」(古坐ミヤノ代表)に「小さな親切」実行章を贈った。地道に続けている奉仕活動に光が当てられ、会員らは今後も活動を継続することを誓った。
「小さな親切」運動は、「社会にあたたかな心の輪を広げよう」と、環境美化活動や社会奉仕活動をしている個人や団体の顕彰などを行うもの。
ごいし会では、碁石海岸付近の道路に設置されているカーブミラーやガードレール、案内板などの清掃に取り組んでおり、こうした活動が評価されて実行章が贈呈されることとなった。
贈呈式は21日、大船渡町の岩手銀行大船渡支店で行われ、古坐代表(80)のほか、ごいし会発足当初から活動に参加している山本サトミさん(83)と山本アサ子さん(83)が出席。同支店の伊藤敏支店長が古坐代表に実行章を手渡した。
古坐代表は「実行章をいただくほどの活動でもなかったと思う半面、うれしくも思います。生きがいを感じながら、やれるところまでみんなでやりたい」と意欲を燃やしていた。
「少しでも地域に貢献できれば」という古坐代表の思いから始まった同会の活動。
今後について「若い人たちにもごいし会に参加してもらい、地域に定着したものを生かしてもらえたら。高齢者が楽しめる施設を碁石海岸に造るのが最後の願いです」と話していた。