あすから待望のGW、3日ピークに各地で行事/気仙

魅力発信に期待、天気は序盤 終盤崩れるか

160428-6面 GW日程

 29日から待望のゴールデンウイーク(GW)が始まる。気仙でも『憲法記念日』の5月3日をピークに、恒例イベントや地域行事、スポーツ大会などが予定されている。期間のはじめと終盤は天気が崩れる見込みだが、中盤は曇りや晴れの予報で、被災地の魅力発信につながる行楽地の盛況ぶりに期待がかかる。

 今年のGWは、5月2日、6日を休めば、最大10連休となる曜日配列となっている。

 盛岡地方気象台の週間天気予報(28~5月4日)によると、『昭和の日』の29日は発達する低気圧の影響で雨のち曇りで、荒れた天気となるおそれも。以後、高気圧に覆われて晴れが多いが、雲が広がる日もあり、4日は曇り一時雨とぐずつきそうだ。

 最高気温・最低気温ともに、平年並みか平年より低いが、3、4の両日は最高気温が20度近くにまで上がると予想している。

 気仙でも大型連休に合わせて行事がめじろ押しだ。

 29日は恒例の五葉山山開きがあり、本格的な登山シーズンの幕開けを告げる。住田町では世田米字世田米駅で建設中の住民交流拠点施設「まち家世田米駅」がプレオープンし、5日まで施設内のレストランなどが一時営業する。

 連休本番の初日に当たる3日は、大船渡市立根町で五葉神社式年大祭、住田町世田米で天照御祖神社式年大祭(4日まで)と地域の伝統行事がある。高校球児にシーズン到来を告げる春季東北地区高校野球県大会の沿岸南地区予選は住田町運動公園野球場で開幕し、7日まで熱戦が繰り広げられる。

 『みどりの日』の4日には、大船渡市赤崎町で尾崎神社式年大祭が挙行される。同市末崎町の碁石海岸レストハウス前広場を主会場に恒例の「碁石海岸観光まつり」(5日まで)も始まり、海のまち大船渡ならではの「食」の魅力を広くPRする。

 『こどもの日』の5日(木)は、〝わんぱく〟たちに向けたイベントが控える。大船渡市立根町の福祉の里センター交流広場では今年で49回目を迎える「鯉のぼり子どものつどい」が、同市三陸町越喜来の夏虫山では親子パラグライダー無料体験会が、陸前高田市小友町の気仙大工左官伝承館では「はこね子どもまつり」が催される。

 GW中の気仙の主な行事は別表の通り。