気仙も梅雨明け、夏本番で暑さ増す/気象庁

▲ プールで水遊びに興じる児童ら=盛小学校

 仙台管区気象台は29日、気仙を含む東北北部(岩手、青森、秋田)が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より1日遅れで、昨年と同じ日。今後は夏本番の気候へと移り変わり暑さが増していくことから、同気象台は熱中症などへの注意を呼びかけている。

 

熱中症へ注意呼びかけ

 

 この日の気仙地方は日中日差しが強く、気温も上昇。大船渡は2
・3度(平年比1・6度高め)、陸前高田は29・2度、住田は29・4度(同1・4度高め)の最高気温を観測した。
 真夏日に迫る暑さに見舞われた中、管内の各小学校では、夏休み期間に合わせて開放されたプールで児童らが水遊びをする光景が広がった。
 このうち大船渡市盛町の盛小学校(平山敏也校長)でも、午前中の開放時間に多くの児童らがプールを利用。水泳の練習や水中での鬼ごっこなど、友達と自由な時間を過ごして水しぶきと笑い声を広げた。
 プールサイドから児童らを見守った保護者や教職員らは、「きょうはとくに暑く感じる」と話し、日傘をさしたり、適宜水を飲んだりと暑さ対策。体調を崩さないよう健康管理に気を配った。
 気象庁によると、沿岸南部は30日も晴れや曇りで、最高気温は28度となる見込み。週間予報によると、沿岸部は8月5日(金)まで25度以上の夏日が続くという。