夏の宵 華やかに、盛町灯ろう七夕まつり盛況(動画、別写真あり)

▲ きらびやかな七夕飾りで彩られた商店街。多くの人が訪れまつりを楽しんだ=大船渡市盛町

 大船渡市の盛町灯ろう七夕まつり(盛町夏まつり実行委員会主催)は7、8の両日、さかり中央通り商店街を主会場に開かれた。東日本大震災のボランティア活動を縁に、今年も県内外多数の有志が開催を支援。2日間とも夏らしい天候に恵まれ、市内外から訪れた多くの人々が風情あふれる七夕飾りのもと、まつりを心ゆくまで堪能した。

日没後は伝統のあんどん七夕山車に明かりがともされ幻想的な雰囲気に=同

日没後は伝統のあんどん七夕山車に明かりがともされ幻想的な雰囲気に=同

 同まつりは、お盆に先立ち先祖の霊を迎える星祭りとして古くから催され、明治末期に七夕山車が練り歩く現在の形が見られるようになったと伝わる。
 平成23年の大津波被害で開催が危ぶまれるも、県内外のボランティアの後押しで継続開催。今年も「日本三大七夕」の一つ・安城七夕まつり協賛会やトヨタグループなど愛知県の有志、大船渡の支援を継続する明治大学(東京都)や立命館大学(京都府)などの学生、同町を拠点に復旧支援に汗を流したアメリカのオールハンズ・ボランティアズといった、多数の人々が準備から本番まで協力した。
 7日は、地元の盛保育園児による引き七夕で開幕。午前10時30分ごろ商店街に集まった子どもたちは、真夏の暑さにも負けず元気に「ヨーイ、ヨイド」の掛け声で山車を引き、伝統のまつりのスタートを告げた。
 およそ70本の七夕飾りで彩られた会場には、浴衣姿の見物客も多く華やいだ雰囲気。日中はFМねまらいんでおなじみの三遊亭楽大さんによる落語、大船渡東高校の太鼓、藤森文恵フラ教室や「あいうえお」によるダンスなどの披露があり活気に満ちた。地元の田茂山権現様は舞とともに熊本復興支援の募金も呼びかけた。
 午後6時に来場者や実行委関係者が願いごとを書き込んだ風船が空に放たれたあと、総勢約800人による道中踊りや明かりがともされた七夕山車の競演が繰り広げられ、盛り上がりは最高潮に。
 8日も七夕山車の運行などが行われた。水野公正実行委員長は「大震災から5年になるが、今年も多くのみなさんが駆けつけてくださり、こうして盛大に開催できたことを感謝したい」と感慨深げだった。実行委では20日(土)に盛川灯ろう流しと花火大会も開くこととしている。