「連合で1勝」今年こそ、高校野球沿岸南予選に出場/住田と水沢農 (別写真あり)

▲ ハツラツとした動きを見せる住田と水沢農の選手たち=住田町

 28日(日)開幕の第69回秋季東北地区高校野球県大会沿岸南地区予選に、住田は水沢農との連合チームで臨む。秋季予選に連合で出場するのは2年連続だが、昨年は北奥地区予選を戦った。選手たちは昨春から遠ざかっている公式戦1勝を果たそうと、少ない合同練習機会で連係に磨きをかけながら活躍を誓う。


 「テンポよくアウトを取って、一つずつ塁を進めよう。人数は少ないけれども、競争だぞ。いろいろな使い方ができるように、みんないいプレーを見せてくれ」。
 夏の甲子園大会開幕前日、6日の住田町営野球場。「秋」を見据えて結成された2、1年生による連合チームの髙橋康博監督=水沢農=は、三塁ベンチに座る選手を鼓舞した。
 住田・水沢農の連合チームとしては初となる一迫商(宮城県)との対外試合。元気よく返事を響かせた2種類のユニホームの選手たちは交互に並び、グラウンドでのシートノックに飛び出した。
 夏の県大会が終わって以降、各校だけでの練習ではできない貴重な時間。選手たちはチームメートとの連係を確認しながら、青空の下で白球を追いかけた。
 グラウンドでは、住田高3年の遠藤大輔前主将が練習を手伝っていた。昨年秋、自身も水沢農、大迫との3校連合で北奥地区予選に出場。「昨年も一緒に戦った水沢農と今年も組むのは、やりやすい部分もあると思う。連係とか大変な部分は多いが、来年に向けて経験を重ねてほしい」と期待を込め、裏方役に徹した。
 住田は夏の岩手大会、初戦は専大北上と対戦し、惜しくも敗退。3年生が引退したあとは2年生2人、1年生5人、女子マネージャー2人となり、単独出場ができなくなった。水沢農の選手は現在、2年生2人、1年生4人。3年生主体で、単独で出場した夏の県大会では、初戦で高田に敗れた。
 両校選手は先月30日以降、週末や祝日を中心に合同チームとして活動。今年は沿岸南地区予選に出場するため、少しでも地区内の雰囲気に慣れたいとの狙いもあり、水沢農の選手たちが学校から車で1時間ほど離れた住田に移動することが多い。
 対外試合などを通じて選手たちは、野球ができる喜びもかみしめる。髙橋監督は「人数が少ない中でも、他校の良さを吸収しながら活気ある練習をしてほしい。そして来春にはいい形で新1年生を迎え入れることができれば」と語る。
 住田は昨春以降、善戦は見せるものの県大会、地区予選と公式戦では敗戦が続く。主将を務める住田2年の菊池飛我選手は「一迫商との対外試合では課題が見えた。まずは、先輩たちと果たせなかった1勝を」と力を込める。
 来春のセンバツ甲子園につながる沿岸南地区予選は、28日(日)から始まる。住田・水沢農連合を含めて7チームが出場の見込みで県大会出場枠は三つ。組み合わせは16日(火)に決まる。