戸羽(陸前高田)・佐藤(大船渡)組、ダブルスボウリングフェスでV

▲ 見事、ダブルス大会で東北一に輝いた戸羽さん㊧と佐藤さん

気仙コンビで東北一

 

 第5回東北ブロックダブルスボウリングフェスティバル(日本ボウラーズ連盟東北ブロック主催)は24、25の両日、山形県山形市内で開かれ、岩手県ボウラーズ連盟三陸支部の戸羽康之さん(46)=陸前高田市高田町=と、佐藤勝也さん(56)=大船渡市日頃市町=のペアが優勝した。2位と大きな差をつけて東北一となり、11月に開催される全日本大会への弾みとなった。

 大会には東北各地のアマチュアボウラー約180人が出場。2人組のダブルス戦が行われ、計24ゲームの総得点で順位を争った。
 ボウリングを通じて古くからお互いを知るが、ダブルス大会で初めてコンビを組んだ戸羽・佐藤組。集中力を切らさず、ともにアベレージ230点を突破。合計点数は5570点台で2位と200点ほどの差をつけた。
 戸羽さんは23歳のころから本格的にボウリングを始めた。現在は週に4回、気仙沼市や盛岡市のボウリング場に通う。
 10月6~10日に盛岡市で開かれる希望郷いわて国体ボウリング競技への出場はならなかったが、国体強化選手に指定されるほどの実力を持ち、プロボウラーを目指して腕を磨いている。
 戸羽さんは「国体に出場できないという悔しさをバネに大会に臨んだ。ミスも少なかったので、結果も満足している」と喜びをにじませる。
 一方、佐藤さんはボウリング歴約30年で、これまでに300点のパーフェクトを達成したこともあるベテラン選手。今回、東北一に輝くも「結果は良かったが、たまたまスコアが安定しただけ。実力的にはまだまだです」と冷静に振り返る。
 11月には愛知県での全日本大会(個人戦)に県代表として臨む2人。
 佐藤さんは「東北ブロックはレベルが低く、全国にはたくさん上がいる。その中でいかに力を発揮できるか頑張りたい」と気を引き締める。