いわて国体クッブ間近 おもてなし万全に/住田町(別写真あり)(別写真あり)

▲ 食いくプロジェクトでは試作品を囲み意見交換=世田米

すみっこ弁当を当日限定販売

 

 10月2日(日)に行われる希望郷いわて国体デモンストレーション・クッブ競技に合わせ、会場の住田町営野球場内で「すみっこおむすび弁当」が限定販売される。町内の小中学校などで実施している「すみたっ子給食」での人気メニューを取り入れた弁当で、関係者は住田食のおいしさ発信に力を込める。
 町の「食いくプロジェクト」とスーパー八兆屋のコラボ商品として開発。同プロジェクトは町の農業資源を生かして特産品開発や産業振興などを図ろうと平成27年度から展開し、すみたっ子給食の推進やオリジナル弁当開発を掲げてきた。
 弁当には▽すみチキむすび▽鶏ハラミむすび▽ありすポークの特製メンチカツ▽卵焼き▽きゅうりの辛子漬け▽住田産ミニトマト――が入る。町のPRキャラクター・すみっこがデザインされた包装紙は、開催を祝う「のし袋」の役割を果たす。
 すみチキは、すみたっ子給食で人気を集める清流鶏のから揚げ。鶏ハラミは特産の味付き肉をそのまま炊き込むなど、地場産物の活用にこだわった。
 27日に役場内で行われた同プロジェクト会合の場で試作品が示され、県産業創造アドバイザーの大滝克美さんや町職員らが意見交換。好評の声が相次いだほか「おにぎり単品でも継続的な販売ができるのでは」といった意見も出た。
 大会当日はステージ付近のテント内で並べ、住田食の魅力と奥深さをアピールする計画。限定200食、500円で販売する。

 

ライオンズクがベンチ寄贈

 

幅広い活用が期待されるベンチを寄贈=同

幅広い活用が期待されるベンチを寄贈=同

 住田ライオンズクラブ(橋本勝美会長)は29日、役場内でチャーターナイト40周年記念事業として制作した木製ベンチの贈呈式を開催した。寄贈を受けた町は、まずは2日にクッブ競技が行われる野球場内のコート周辺に置くことにしている。
 贈呈式にはライオンズクラブメンバー5人や多田欣一町長、横澤孝副町長に加え、町職員20人以上が参集。橋本会長は「木のまちにふさわしいものをということで制作した。末永く活用を」と述べ、目録を贈呈した。
 長さ3㍍のベンチを12台寄贈。カラマツの集成材にステンレスの脚を設置したシンプルなデザインとなっている。町の木いくプロジェクト推進委員を務めるナグモデザイン事務所=東京都=の南雲勝志さんがデザインした。比較的移動が容易で、周辺環境にも調和しやすく幅広い活用が期待される。

 

職員厚生会が環境整備活動

 

声をかけあいながら作業にあたる職員=同

声をかけあいながら作業にあたる職員=同

 住田町職員厚生会(会長・佐藤英司総務課長)は28日夕、野球場や役場周辺の環境整備活動を行った。職員たちは大会成功への期待を込めた。
 厚生会は町職員約110人で構成。県内外から訪れる選手たちを歓迎し、心地よい中でプレーを楽しんでもらおうと企画した。
 薄暗くなり始めた閉庁後に、続々と職員らが姿を見せ、庁舎前の町道沿いで雑草取りなどを行った。球場に訪れる際の玄関口になるとあって、力を合わせて丁寧に手を動かしていた。会場の球場内では歓迎ムードを盛り上げるのぼり旗を設置した。