大船渡一がサッカー競技で初V、ソフトテニスで準優勝も/県中学校新人大会・前期日程(別写真あり)
平成28年10月19日付 6面

県中学校新人大会は15、16の両日、盛岡市など各地で前期日程の計7競技が行われた。気仙勢は、大船渡一がサッカー男子で初優勝を飾ったほか、ソフトテニス男子個人と女子団体で準優勝するなど活躍した。
県内地区予選などで代表となった中学校の新人チームが出場する大会で、相互の友好親善を深めるとともに、健全な身体育成、明朗な精神の高揚を図るもの。県中学校体育連盟などが主催し、11月までの前・後期日程で各競技を展開している。
気仙からは、陸上のほか軟式野球、バスケットボール男女、サッカー男子、ソフトテニス男女団体・個人に代表校・選手が出場した。
このうち、サッカー男子では16校がトーナメント戦で熱戦を展開。
順調に勝ち上がった大船渡一は決勝で遠野とぶつかり、3─0で快勝した。同大会で大船渡一が優勝したのは今回が初めて。
同校サッカー部の木下琉之介部長(2年)は「優勝を目指していたので、達成することができてうれしい。みんなで一緒に気持ちを高めてきたのが勝利につながったのだと思う」と語る。
金野彰輝キャプテン(同)は「今回の結果だけで満足せず、次はもっと上の成績をとれるよう頑張りたい」と、来年の中総体を見据える。
一方、ソフトテニス競技では男子個人(ダブルス)で、同校の山口仁隆(2年)・新沼優稀(1年)ペアが準優勝。気仙地区の学校からは33年ぶりの決勝進出という快挙を果たした。
山口選手は「試合は前半で緊張してしまい、後半から調子を取り戻していった。最初から自分のプレーができるようになることが今後の課題」と語り、新沼選手は「新人大会では試合中のミスが目立った。次の大会では相手のプレーに負けずにコースを狙えるよう、また練習していきたい」と技術向上を誓った。
また、同競技の女子団体でも大船渡一が準優勝。3位だった昨年の同大会から成績を伸ばした。
村上恵主将(2年)は「プレッシャーに押し負けてしまったので、今後は精神面を鍛えていきたい」と、新沼真奈部長(同)は「優勝を逃したのは悔しいが、練習してきた成果は出ている実感があった。応援してくれる人のためにも、次こそ1位を狙いたい」と熱意を燃やしていた。
気仙勢ではこのほか、陸上男子の共通砲丸投げで、有住の皆川亮選手(2年)が3位に入賞した。
気仙勢の結果次の通り(個人種目は上位のみ)。
陸上
◆男子
▽共通砲丸投げ③皆川亮(有住)9㍍55
軟式野球
▽1回戦
北 陵2─1大船渡
バスケットボール
◆男子
▽1回戦
世田米63─47西 根
▽準々決勝
北 上77─51世田米
◆女子
▽1回戦
花 巻77─38高田一・気仙
サッカー
◆男子
▽1回戦
大船渡一6─0滝 沢
▽準々決勝
大船渡一2─1江刺一
▽準決勝
大船渡一6─0紫波一
▽決勝
2―0
大船渡一3 0 遠 野
1―0
※大船渡市立第一中学校サッカー部▽監督=阿部貴之▽引率=佐々木悟▽コーチ=小山稔、吉田大将▽選手=金野彰輝(主将)、志田夢沙思、木下琉之介、平田統大、千田脩典、水野要、千田昂典、村上蒼馬、今野優大、梅木優平、大澤魁人、千葉脩穂、伊藤心愛、小野寺紘汰、小笠原光規、千葉亮公、小野寺紘那、田中泉、田村光、角田大地、海山純誓
ソフトテニス
◆男子団体
▽1回戦
湯 本2─1高田東
高田一2─1福 岡
大船渡一2─1下小路
▽2回戦
一関東2─1高田一
大船渡一2─1山 田
▽準々決勝
金ケ崎2─1大船渡一
◆同個人
▽準決勝
山口仁隆・新沼優稀(大船渡一)4─1佐藤洸・昆凌雅(金ケ崎)
▽決勝
小岩武瑠・菅野聖(北上南)4─0山口・新沼
◆女子団体
▽1回戦
有 住3─0軽 米
中 野3─0高田一
大船渡一3─0甲 子
▽2回戦
滝 沢2─1有 住
大船渡一2─0御返地
▽準々決勝
大船渡一2─0南都田
▽準決勝
大船渡一2─0遠野東
▽決勝
中 野2─1大船渡一