多くの来場者で盛況に、「産直海鮮まつり」で地元海産物の魅力発信/大船渡
平成28年12月24日付 3面
海の幸ズラリと並ぶ
大船渡市大船渡町の同市魚市場で23日、第3回「おおふなと産直海鮮まつり」が開かれた。大船渡魚市場買受人組合(川原睦夫組合長)が復旧支援への感謝を示すとともに地元海産物のPRをと、魚市場が新しくなった一昨年から開いている催し。今年も新鮮な魚や自慢の加工品を格安で提供。市内外から多くの人が足を運び、水産のまちならではの催しは活気にあふれていた。
同市魚市場は、建設中に東日本大震災津波で手戻り工事も要しながら平成26年4月に稼働を開始。ほとんどが被災した買受人組合員も復旧を果たし、多くの支援への感謝と水産業再興への願いを込めて同年12月に初めての「まつり」を開いた。
回数を重ねるごとに周知されていき、来場者数も増加。同日も催し開始時間になると、続々と家族連れが訪れた。
3回目の開催となる今年は、同組合などの約20業者が出店。新鮮な魚介類や工夫を凝らした加工品の数々が会場に並び、市価よりも安く提供。
しめ飾りなど正月用品を取り扱う出店者もあり、一足早く年の瀬の雰囲気を醸し出していた。
イクラや新巻きザケ、アワビといった旬のものをはじめ、普段は業務用に取り扱われるフライなど、水産業が盛んな大船渡ならではの品々もズラリ。マグロをその場でさばいての量り売りも行われた。
今年は多くの魚種が不漁となったが、各業者ではそうした漁況のなかでもさまざまな品を提供した。
食事コーナーではホタテやイカの炭火焼き、毛ガニ入りばっとう、みそ味としょうゆ味のサンマのすり身汁などが食欲をそそる香りを漂わせた。
市場での競りを模したオークションも行われ、各業者の商品を格安で販売。来場者は絶えることなく訪れ、各店を巡って浜の幸を手にしていった。
佐藤みき子さん(66)=大船渡町=は「初めて来ましたが、お正月飾りやイカをオークションで安く買うことができてよかった。来年は大漁になって、さらに出品数も増えれば」と期待を込めた。
川原組合長は「年々来てくれる方々が増えている。この時期の恒例行事の一つとして開催していければ」と話していた。

小さな子どもも、すり身汁で体を温めた

会場には新鮮な海産物がズラリ

多くの来場者がイクラなどを買い求めた

毛ガニ入りばっとうも大人気

お買い得商品を手に取る来場者ら

しょうゆ、みそ味のサンマすり身汁も好評を博した

新商品をお披露目する業者も

海産物の炭火焼きが香ばしいにおいを漂わせた

しめ縄の販売も行われ、正月の雰囲気を演出






