初競りで活気あふれる、恒例の初売り手締め式/大船渡市魚市場(動画、別写真あり)
平成29年1月5日付 7面
大船渡市大船渡町の大船渡市魚市場で4日、新年初営業日恒例の「初売り手締め式」が開かれた。同日は定置網のサバなどを水揚げ。場内は初競りと水揚げに活気づき、集まった関係者らが水産業発展や今季の大々漁に期待を込めた。
一年の大々漁を祈願
手締め式は、入札場付近で実施。市魚市場を運営する大船渡魚市場㈱職員、仲買業者、市、市議会、商工会議所など関係者合わせて約200人が、縁起物の赤いタオルを首に巻いて出席した。
冒頭、魚市場開設者の戸田公明市長が「昨年は、市の主力魚種であるスルメイカやサンマ、サケがいつもより水揚げが少なく、厳しい年になったと推察する。大船渡市魚市場への水揚げ、漁船誘致、資源保護が大事だと感じている。水産のまち大船渡を盛り上げるためにも、団結して国、県、関係機関に水産を盛り上げる施策を求めていきたい」とあいさつ。
魚市場の千葉隆美社長は「昨年はいい漁況に恵まれず、業界全体が堪え忍んだ一年だった。今年は海のえびす様が昨年の倍返しで、大いにほほ笑んでくれると信じている」と威勢のいい声を響かせ、三本締めで式を締めくくった。
昨年は、春のマス類やマグロ、秋のサケやサンマのほか、スルメイカなど多くの魚種が年間を通じて不調に。
主力魚種のサンマは、11月末時点で数量1万3668㌧、金額28億1947万円。数量・金額ともに本州一、全国2位という好順位だったものの、数量自体は不調だった前年並みだった。
沿岸定置網の秋サケは県全体で不振に。大船渡への水揚げは、過去最低の762㌧にまで落ち込んだ前年をさらに下回る水準となっている。
各魚種の昨年1月からの累計数量も約4万㌧と例年を大きく下回っており、春から始まるイサダ漁の好漁に期待がかかる。
新年最初の営業日となったこの日、同市場ではサバを中心とした約8・6㌧のほか、スルメイカ382箱、マダラなど約500箱が水揚げされた。関係者は、一年の豊漁を願いながら、新年最初の業務に当たっていた。






