CD「お薬のうた」寄贈、市内20の小中学校へ/大船渡出身の濱守さん(別写真あり)

▲ 濱守さん㊥が自身のCD「お薬のうた」を市内小中学校へ寄贈=大船渡市役所

 大船渡市出身で、さんりく・大船渡ふるさと大使も務めるシンガーソングライター・濱守栄子さんは18日、盛岡市の薬剤師と共同制作したCD「お薬のうた」を大船渡市内の20小中学校へ寄贈した。薬を服用する際の注意点などを歌ったもので、濱守さんは「音楽を通じ、子どもたちに薬のことを自然に理解してもらえれば」と話している。
 寄贈式は市役所で行われ、濱守さん、市教育委員会事務局学校教育課の千田晃一課長、市教育研究所の木下克美指導主事が出席。
 濱守さんは「薬のことをもっと楽しく、面白く知ってほしいと思い、制作した。学校生活のどんな場面でもいいので、使用してもらえれば」と話し、千田課長らにCD25枚を手渡した。
 千田課長は「歌に込められた思いを各校に伝えながら、有効に活用したい」と謝辞。CDは後日、各校へ配布される。
 「お薬のうた」は、濱守さんが薬剤師である㈱どんぐり工房顧問の菅野彊さん(盛岡市)と制作。薬剤師から患者へのメッセージを歌った「お薬をもらう患者さんへ」と、患者から薬剤師に対する感謝の気持ちを込めた「魔法の薬」の2曲が出来上がった。
 空色のCDジャケットを開くと、「この歌は、日本全国のお薬を飲む患者さん、薬剤師さん、薬局・薬店、お薬に関係する全ての方へ処方されています」などと〝服用法〟を記載。ジャケットや歌詞カードに添えたかわいらしいイラストは、濱守さんが手がけている。
 昨年7月に同社から発売され、薬局で流れるなどして好評。各地で行っている濱守さんのライブでも、人気を集めているという。
 子どもたちにも親しみやすい曲だとして、まずは濱守さんのふるさと・大船渡の各学校へCDを贈呈。濱守さんは「反響があれば、ほかの地域にも発信していきたい。ぜひ、いろんな人に聴いてもらえれば」と話している。
 CDは各曲のインストバージョンも含む4曲入りで、価格は税込み1200円。購入などの問い合わせは、どんぐり工房(℡019・613・5552)まで。