差押物件約80点を出品、2月5日に初の公売会開催/住田町

▲ 川釣りの道具類をはじめ約80点を公売予定=住田町役場

 住田町は2月5日(日)に、町税滞納処分で差し押さえた物件の公売会を開催する。約80点を出品し、その場で入札を行う形での公売会は今回が初めて。開場・受付開始は午後0時30分からで、入札は同2時開始予定となっている。
 国税徴収法に基づく捜索で差し押さえた財産が対象。公売でより高い金額での換価が期待され、財政運営の基盤である町税の収入確保などを図る。
 これまで町は、インターネット公売などを実施。関心を集めてきた半面、地元住民らから「インターネットを使っていない」といった声も寄せられていたという。
 町は今回、まとまった点数も確保していることから、展示したその場で入札し、購入代金を納めれば持ち帰ることができる公売会を企画。各品で入札が行われ、最も高い金額を示した参加者が購入できる。
 公売財産は釣り竿や胴付長靴、タモ、布団乾燥機、調理鍋セットなど実用的なものから、帆船模型や記念切手セットといった趣味の分野も。ガラスコップや湯飲み、おぼん・皿のセットも並べることとしている。
 町税務課では「まとまった数の食器類も多いため、飲食店を経営されている方にもおすすめできる。個人だけでなく、事業所名義でも参加できる」とし、多くの来場に期待を寄せる。
 公売物件は、未使用品を含めてすべて中古品扱い。落札後の返品には応じない。
 入場無料。入札参加者は▽購入代金▽本人確認できるもの(免許証など)▽印鑑(認印可、シャチハタは不可、法人の場合は代表印で代理人の場合は委任状が必要)──を持参する。
 下見会は3日(金)午後1時から5時まで、役場町民ホールで行う。公売予定物品は町ホームページ(http://www.town.sumita.iwate.jp/)でも紹介。
 問い合わせなどは、町税務課(℡46・3870)へ。