ドラマ「相棒」にも出演、大船渡高出身の俳優・千葉誠樹さん(東京都)

▲ 人気テレビドラマ「相棒」などに出演している千葉さん

 大船渡高校出身で、人気テレビドラマ「相棒」などに出演している俳優・千葉誠樹さん(49)=東京都在住。これまでに多くのドラマ、映画作品に出演しており、現在上映中の「相棒・劇場版Ⅳ」にも登場。今後の活躍にも注目が集まる。
 千葉さんは、高校在学中に東京俳優生活協同組合演技研究所付属俳優養成所に合格。高校卒業後は小劇場舞台での俳優活動に入り、30歳から映画やテレビ、Vシネマなどに活動の場を移して現在に至る。
 同養成所を16期生として修了後は劇団東京ルネッサンス、劇団第七病棟に所属し、その後フリーに。20代のころは舞台のみだったが、知人の紹介により30歳の時に映像デビューした。
 フリーで数年間活動したあとは、アリエス、夢工房を経て昨年末にGoodTime’S13に移籍。
 映像デビュー後、平成25年公開の映画「アルカナ」で土屋太鳳さん演じるヒロインの父親役、26年公開の「Mother」では、主人公の母親の過去の秘密を知る親戚の男の役などを担当した。
 テレビドラマ「相棒」にはシーズン14の15話、シーズン15の7話で、警視庁捜査一課のめがねの刑事役で出演。劇場版でもおなじく捜査一課の刑事役として登場。
 このほか、近年は任侠系Vシネマに多数出演している。
 俳優生活は苦労の連続だったと語る千葉さん。任侠Vシネマではアクションスターとしても知られる千葉真一さんと共演したことがあるといい、当時のことを「役者人生で最大級の緊張だったが、あの経験のおかげで怖いものがほぼ無くなった」と冗談交じりに振り返る。
 また、怪人などの悪役として「仮面ライダー555」「ウルトラマンセブンX」「ウルトラQ~darkfantasy~」「仮面ライダーカブト」など、子どものころにあこがれた特撮作品に出演できたことも思い出深いという。
 今後は、「岩手を含む東北地方を舞台にした作品に出たことがないので、今後は機会があればそうしたものにも出演したい。震災以降、そういった思いが強くなった」とふるさとへの思いを語った。