中央コンクールで優良賞、大船渡一中・三浦さんの読書感想画
平成29年3月3日付 7面
公益財団法人全国図書館協議会らが主催する第28回読書感想画中央コンクールで、大船渡市立第一中学校(松高正俊校長)3年の三浦あかりさんが、優良賞を受賞した。同校美術部に所属していた三浦さんの引退作品でもあり、まもなく迎える卒業に花を添えた。

優良賞受賞作「クレッシェンド」
美術部の引退作品が快挙
同コンクールは、読書によって得た感動を絵画で表現し、児童・生徒の読書力・表現力を養うとともに、読書活動の振興を図るのが目的。
コンクールが実施されている38都道府県で、それぞれ地方審査が行われ、高い評価を得た作品が中央審査会に送られる。今回は、小学生低学年、同高学年、中学生、高校生の4区分に、全国から6955校、70万1239点の応募があった。
三浦さんの作品名は「クレッシェンド」。ピアノの調律に魅せられた青年が主人公の物語である宮下奈都さんの長編小説「羊と鋼の森」を読み、調律師として、人として成長していく青年の姿に、自分を重ね合わせた。
部活動の引退作品として描き上げた作品は、県コンクールで最優秀賞を受賞。中央コンクールに出品されていた。
なお、県のコンクールでは、中学生の部で新沼由唯さん(大船渡一2年)、菅田美桜さん(同)、高校生の部で地野みれいさん(大船渡2年)、岩脇未奈さん(高田2年)、上野菜南子さん(同)も最優秀賞を受賞した。
三浦さんに吉報が届いたのは2月初旬。知らせを聞いた時は「県で賞を取ることを目標としていたので、(中央コンクールでの受賞は)予想しておらず、言葉にならなかった」と振り返る。
美術部では部長を務めた。「取り組むからには外部で力を試したい」と、さまざまなコンクールに出品し、受賞数も多いという。
同部顧問の森潮子教諭は「1年生のころから、熱心で一生懸命な性格。読書感想画は、引退作品だけに、何度も描き直すなど、こだわって描いていた」と振り返る。また、「三浦さんや、卒業していった先輩たちが大きな賞を受賞しているので、1、2年生も『後に続け』と部活動に打ち込んでいる」と話していた。
2月27日に東京で行われた表彰式では、16人の優良賞受賞者を代表して表彰状を受け取った。
式場内には、受賞作品が展示されており、「自分では思いつかない絵もあったし、画力が違うと感じた作品もあったが、良い刺激になった」という。
まもなく同校を卒業するが「進学しても、美術部に入りたい」と三浦さん。創作活動を続け、将来は「美術や歴史にかかわる職業に就きたい」と夢を語っていた。
県コンクールでの最優秀を除く入賞者は次の通り。
【高校生の部】▽優秀賞=及川茜(高田2年)▽優良賞=紺野有希(同)▽奨励賞=佐藤明優(大船渡2年)岡田桃子(高田同)





