オープン前に多彩な企画、キャッセンの2商業施設で8~9日にプレイベント/大船渡

▲ プレオープンイベントを控えて整備が進むキャッセン大船渡の新商業施設=大船渡町

 大船渡市のまちづくり会社・キャッセン大船渡(田村滿社長)が、大船渡町のJR大船渡駅周辺地区に整備する2商業施設(②、⑤街区)のプレオープンイベント「and NEXT KYASSEN OFUNATO stage〝ONE〟」は8(土)9(日)の両日、両街区で行われる。ライブステージやキッズコーナー、飲食販売など多彩な催しを計画。世代を超えて楽しめる企画となっており、多くの来場を呼びかけている。
 東日本大震災で被災した同駅周辺では、市の土地区画整理事業と津波復興拠点整備事業による復興まちづくりが進む。津波復興拠点整備事業区域(面積10・4㌶)では29日(土)、同社によるキャッセン・フードビレッジ(②街区)、キャッセン・モール&パティオ(⑤街区)、おおふなと夢商店街協同組合が整備する商業施設(④街区)が、一斉にオープンする運びとなっている。
 今回のイベントは、②、⑤街区のオープンに先立ち実行委員会が主催。両日とも開始は午前10時からで、8日は午後8時、9日は同6時まで行う。
 メーンは、⑤街区を会場としたライブイベント。8日はBRAHMANとMONOEYES、9日はMAN WITH A MISIONと10─FEETが出演する。いずれも同2時開場、同3時開演だが、入場にはチケット(有料)が必要。主催者によると、9日分のチケットは完売になったという。
 一方、②街区には無料で入場できるエリアを開設し、各種プログラムを展開。「KESEN ROCK FREAKSエリア」では、地元のアーティストや高校生バンドなどが出演し、ステージを繰り広げる。
 「キャッセン大船渡フードエリア」では、新商業施設に出店する飲食店が自慢の一品などを販売。「KRFキッズパークエリア」では子どもたちを対象に、楽器体験をはじめ、ミニミニランプ、ミニボルダリングウォール、スラックラインなどのアクティビティーが楽しめる場を提供する。
 イベントは雨天決行だが、荒天時は中止する。会場周辺には駐車場がないことから、できるだけ公共交通機関の利用や近隣住民は徒歩での来場を呼びかけている。