気仙に本格的な春到来、大船渡市のサクラ標本木開花/平年より3日早く(別写真あり)
平成29年4月8日付 1面
ここ数日、春らしい天候に恵まれている気仙地方。7日も暖かさは続き、大船渡市では独自に指定する盛町のサクラ標本木の開花を発表した。平成8年の観測開始以来8番目の早さで、平年より3日早い開花となった。確認に足を運んだ市の担当者らは薄く色づいた花を見上げながら、本格的な春の到来を喜んだ。
この標本木は、市体育協会事務所南側にある樹齢およそ40年のソメイヨシノ。昭和50年ごろ、市勤労青少年ホームの環境整備の一環として、同ホーム会員の協力で植えられたもの。平成23年の東日本大震災津波で3㍍ほどの高さまで海水をかぶったが、それ以降も毎年花を咲かせている。
同日の大船渡は曇りで時折小雨もぱらついたが、日中の最高気温は20・0度(平年比7・4度高め)となり、今年一番の暖かさとなった。
市体協職員が朝、2輪咲いているのを見つけ、その後に駆けつけた市観光推進室の職員たちが規定の5輪以上となっているのを確認し、午前11時10分に戸田公明市長が開花を宣言した。

愛らしい花を咲かせた大船渡市標本木のソメイヨシノ
市によると、観測開始以来の開花日の平均は4月10日。今年は平年より早めの開花となったが、一昨年と昨年の開花日はいずれも4月2日で、これに比べると5日遅かった。
戸田市長は職員たちとともに開花を喜び、「この春は中心市街地のまちびらきも控えており、多くの人に大船渡を楽しんでいただきたい」と話していた。
この日は、同市出身の歌手で、さんりく・大船渡ふるさと大使も務める大沢桃子さんも、母校の赤崎小でのサクラ植樹に先立ち標本木に立ち寄り、「かわいらしく咲いた。満開が楽しみ」と笑顔を見せていた。






