住田町長選/7月18日告示、23日投票で日程決定

▲ 町政を担う新リーダーを選ぶ日程が決定=住田町役場

8年ぶり競争選へ

町議補選も

 

 住田町選挙管理委員会(平勝太郎委員長、委員4人)は14日、役場で定例会を開き、任期満了に伴う町長選の日程を「7月18日(火)告示、7月23日(日)投票」と決めた。現在、会社役員と町議の新人2人が名乗りを上げており、8年ぶりに競争選挙となる公算。さらに町議は告示前に辞職する意向を示しており、町議補選も同じ日程で行われる流れが強まっている。


 町長選は、8月4日(金)の任期満了に伴うもので、昭和30年の町制施行以来17回目。これまでも、7月中旬から下旬に告示・投票となる選挙スケジュールが組まれてきた。
 今選挙戦をめぐっては、4期目の多田欣一町長(71)=世田米=が、昨年の町議会12月定例会で勇退を表明。16年ぶりの新リーダー選出が確実となっている。
 連続4期は、昭和30年からの町制下では最長。平成13年に無投票で初当選し、17年の無投票再選をはさみ、21年は町議を辞して臨んだ新人との一騎打ちを制した。25年の前回選は、無投票で4選を飾った。
 その後、昨年12月末に会社役員の神田謙一氏(58)=下有住=が立候補を表明。今月11日には、町議の水野英哉氏(61)=上有住=が後援組織の役員会で出馬の意志を示した。現段階では、8年ぶりに競争選となる見通しとなっている。
 神田氏は、住田町農協での家畜診療所勤務などを経て、現在は住田フーズ㈱常務取締役を務める。水野氏は、町森林組合などに勤務したあと町議となり、現在5期目。4期目の23~27年は議長に就いた。
 現在、町議は定数と同じ12人。水野氏が辞職すれば欠員1となり、町長選と同時日程で町議補選が行われる。8年前の町議補選は1議席を争ったが、立候補者は1人で無投票だった。
 選管による今後の計画をみると、6月下旬に立候補説明会を予定。ポスター掲示板設置準備や届出書類審査会などを経て、7月18日の告示日に午前8時30分から役場で立候補を受け付ける。
 期日前投票は19日(水)~22日(土)の4日間で、会場は役場内。投票時間は午前8時30分~午後8時の見込み。
 23日の投開票日は、昨年夏の参議院選挙と同じ17カ所に投票所を設ける。投票時間は午前7時~午後6時。開票は世田米の社会体育館を会場とし、同7時30分から始める予定となっている。
 選挙権年齢の18歳以上への引き下げに伴い、昨年の参議院選挙に続き、投票日までに誕生日を迎えた高校生も一票を行使できる。
 住田町の高齢化率は40%台となり、人口は6000人を割った。平成27年度策定の人口ビジョンでは、出生率向上や社会増減ゼロを目指し、52年には約4000人の人口を目指すとしている。
 今後も人口減は避けられない中、地域に根ざした生活を送る一人一人が住みやすさを実感できる環境をどうつくるか、選挙戦ではその将来像が問われる。自然資源を生かした産業振興や、交流人口拡大につながる住田らしい魅力づくりも求められる。
 また、前回町長選以降をみると、知事選、県議選(陸前高田選挙区)、町議選と国政以外の選挙は無投票が続く。政治分野の担い手不足も叫ばれる中、競争選の流れが町民の政治参画意識向上などにつながるかも注目される。
 14日現在、同町の有権者数は5125人(男2493人、女2632人)。前回選告示前日(20歳以上)と比べ、259人少ない。