春の高校野球/大船渡東が第1代表に、決定戦で高田破る(別写真あり)

▲ 【大船渡東─高田】六回、適時二塁打を放ち均衡を破った大船渡東の7番・志田=住田町運動公園野球場

大船渡は県切符逃す

 

 第64回春季東北地区高校野球県大会沿岸南地区予選は7日、住田町の住田町運動公園野球場で、第1・第2代表決定戦と第3代表決定戦の2試合が行われた。気仙勢は、大船渡東が高田を下し、第1代表に決定。大船渡は釜石商工に敗れ、県大会出場を逃した。
 第1・第2代表決定戦は、大船渡東と高田の気仙勢対決。五回まで、スコアボードにゼロが並ぶ接戦が繰り広げられた。
 均衡を破ったのは大船渡東。六回、2死一、三塁の場面で7番・志田の適時二塁打で2点を先制。八回にも1点を加え、最終回まで3点のリードを守り切った。
 高田は、七回に得点圏まで走者を運んだが、あと1本が出なかった。八、九回も三者凡退に抑えられ、第1代表の座を逃した。

【大船渡─釜石商工】県大会出場を逃した大船渡ナイン=同

【大船渡─釜石商工】県大会出場を逃した大船渡ナイン=同

 一方、敗者復活戦にまわった大船渡は、第3代表決定戦で釜石商工と対戦。
 大船渡は三回に2点、四回に1点を奪われたが、六回に2点を返して1点差に。七回には1死二、三塁の場面で3番・鈴木雄大が2点適時二塁打を放ち、逆転に成功した。
 しかしその裏、釜石商工に1点を奪われ同点とされた大船渡は最終回、1死満塁のピンチで適時打を許し、サヨナラ負けを喫した。
 沿岸南地区代表の大船渡東、高田、釜石商工は、19日(金)~28日(日)の期間中、二戸市などで行われる県大会に出場する。組み合わせ抽選会は11日(木)に盛岡工業高校で行われる。
 最終日の試合結果次の通り。
 ▽第1・第2代表決定戦
大船渡東
000002010|3
000000000|0
高 田
 (大)岩城─尾﨑
 (高)三川、村上敏希─村上諒平
 ⚾二塁打=志田(大)
 ▽第3代表決定戦
大船渡
000002200|4
002100101x|5
釜石商工
 (大)前川、佐藤─熊谷
 (釜)佐々木、小林─洞口
 ⚾本塁打=鎌田(釜)
 ⚾二塁打=鈴木雄斗、鈴木雄大(大)石頭(釜)