今年もかわいらしく、アツモリソウ園で開花/住田町(別写真あり)

▲ 紫色の花弁が魅了するアツモリソウ園=世田米

 住田町の「かっこ花を守る会」(菊池賢一会長)が運営する世田米川向地内の国道107号沿い「アツモリソウ園」で、アツモリソウがかれんな花を咲かせている。
 アツモリソウは〝かっこ花〟〝山野草の女王〟などと呼ばれ、山地の草原に生息するラン科の多年草。住田町花にもなっている。
 横澤儀商店ガソリンスタンド近くに構える同園。守る会は、保護増殖活動を目的に昭和63年設立された。バイオ技術で増殖した株を含む数多くのアツモリソウを植栽、管理している。
 園内のあちこちで薄い紫色の花が咲き始め、かれんさが映える。5月末前後まで開園予定で、通常は防護柵の外から観賞できる。
 アツモリソウ展示会は、26~28日に道の駅・種山ケ原ぽらんで開催。28日は午前9時~午後6時に「山野草まつり」もぽらんで行われる。27、28の両日午前8時30分~午後4時30分には、上有住の赤羽根直売所で恒例の「かっこ祭り」が予定されている。