きょう、３位決定戦／東北大会出場かけ花巻東と

　第64回春季東北地区高校野球県大会は大会５日目の27日、二戸市の大平球場で準決勝２試合が行われた。気仙勢で唯一４強入りした大船渡東は久慈と対戦。序盤は接戦を演じたが、中盤に突き放され、１─５で敗れた。大船渡東は、東北大会への最後の出場枠をかけ、28日の３位決定戦で花巻東と対戦する。
　大会は19日から始まり、各地区予選を勝ち抜いた31校がトーナメント戦を展開。上位３チームに与えられる東北大会（宮城県、６月８～12日）の出場権を争っている。
　大船渡東は、27日の準決勝第１試合に登場。初回に２点を先制されたが、その裏、２死一、二塁から５番・尾﨑が適時打を放ち、１点を返した。
　しかし四回、押し出しを含む三つの四球と３単打で３点を奪われ、４点を追う展開に。大船渡東は、五回から登板した２番手の佐藤飛が九回まで無失点と好投し、味方の反撃を待ったが、期待された打線が相手先発の力投の前に沈黙。五回以降、散発２安打に抑え込まれて得点を奪えず、決勝進出を逃した。
　大会最終日の28日は、同球場で決勝と３位決定戦の２試合が行われる。大船渡東と花巻東の３位決定戦は、午前10時からの予定。
　大船渡東の試合結果次の通り。
　▽準決勝
久　　慈
２００３０００００｜５
１００００００００｜１
大船渡東
　（久）宇部─宇名澤

　（大）岩城、佐藤飛─尾﨑
　⚾二塁打＝齋藤、北村（久）佐藤啓（大）